プチ旅行計画!どこに行こうか「くじ引きアプリ」で決めてみた!
おじさんたちの遊びサークルでは、2ヶ月に一回ぐらいのペースであちこち出かけています。温泉、アウトドア、グルメ、観光、何でもあり。
次はどこに行こうか。前回の釣り大会で優勝した私がどこに行くかの決定権を持っています。だからと言って、あまり魅力のない所だと参加者が少なくなってしまう。そう、例えば使っていない古いメガネを持って奈良県にある壷阪寺に行ってメガネ供養(コンタクトレンズの供養もしているらしい)をしに行こう!とか、三重県の名張にある日本サンショウウオセンターに行ってサンショウウオに癒されに行こう!などといった、自分の趣味だけを押し付けるのはいささか憚れる。
そこで、前回の集まりの際に、他のメンバーが思っている行きたい場所をリサーチしておいた。私はその中から、自分の意見も合わせてどこにするか決めれば良いという寸法。
出た案には、魅力的なところもいくつかある。どこも行きたい。そこで、優柔不断な私は自分でくじ引きを作れる「くじ引きアプリ」で決めようということを思い立った。
そのアプリは、当たる率(くじの枚数)をそれぞれいじれるみたいなので、その中でも私の行きたいところがなるべく反映されるようにくじの枚数も変更しました。
くじ枚数はいじってみたものの、ごまかしは無しで一発勝負で決めてみようと思います。
朝マズメに間に合うには日付が変わる前に出発しないといけない。大阪からなのでものすごく遠い。しかし、シーズンのイカも釣れるらしい!
②吉野川で川遊び&バーベキュー(くじ枚数:8)
奈良県の吉野川は行ったことがないので行ってみたい。すごくキレイらしい。あわよくば川釣りもできるかも。
熊野にある川湯温泉ですが、ここは川の底から温泉が湧き出ていて、自分で温泉が掘れるという珍しい温泉。大阪から遠いのが難点。
④淡路島観光(くじ枚数:8)
ニジゲンノモリ、そして、おいしい赤うにを食べに行くというプラン。もちろん釣りもできる。
⑤岬町で釣り&バーベキュー(くじ枚数:1)
近場でいいんですが、前回と同じ内容になってしまう。
⑥槙尾山ハイキング(くじ枚数:1)
夏にちょっとした山登り。これは熱中症でぶっ倒れる人が出そう。調べてみたら色んな体験が出来るみたいなのはいい感じ。
⑦和歌山グランドゴルフ大会(くじ枚数:0)
一度皆で行ったことあるので却下。それにグランドゴルフはお遊びすぎてイマイチ。くじ枚数は0にした。アプリがバグってたら当たりもあるかも!?
⑧白崎海洋公園観光&釣り(くじ枚数:8)
和歌山県の白崎海洋公園界隈は日本のエーゲ海と呼ばれているぐらい美しい景観なんだとか。近くに釣り公園もあるので、ここでも釣りができるなあ。
エントリーくじ枚数は30枚。
いざ尋常に、くじ引き、始めッ!
くじ引きの結果発表!!
一発勝負のくじ引きの結果、
⑧白崎海洋公園観光&釣り
に決定!!
ということで、
当日のプランを考えてみる
まずメインはここ。
「日本のエーゲ海とも称される白の海岸美」ですと!?
雄大な景観を楽しみたいと思います。
他にも、この近くに、興国寺というここが醤油発祥の地と言われているお寺があるそうな。湯浅醤油は有名ですよね。
醤油は和歌山で生まれた。今から約750年前、鎌倉時代のことだ。覚心和尚が中国の径山寺(きんざんじ)で「なめ味噌」の製法を学び、現在の由良町の興国寺で金山寺味噌としてその製法を広めた。大豆等で作った麹に塩を加え、夏野菜を熟成させる。その時湧き出る上澄み液が非常に美味だったことから醤油は生まれ、醤油作りとって重要な「水」に恵まれた周辺地域を中心に広まった。
あとは、釣り。
筏(いかだ)釣りができます。
または、衣奈(えな)漁港
興国寺→白崎海洋公園→釣り
てな感じで。途中でおいしい醤油を使った料理でも食べられれば最高。
ま、楽しんできます。
(8月後半ぐらいになりそうですけど)
雨が降ったら……?
大丈夫、和歌山には秘境的温泉がいくつもある。
ハオコゼはちっちゃくても油断したらあかんよ!
大阪府の最南端、岬町で、「バーベキュー&釣り」をしてきました。
梅雨の時期で天候も不安定でしたが、ここ小島漁港のバーベキュー施設は屋根付きなので問題なし!
海と山を眺めながらのんびりとした時間を過ごせます。
▼対岸には淡路島が見えます
施設利用料や、営業時間などの詳細はこちらを確認して下さい(2017.6.30時点)
『小島漁港内に焼肉・バーベキュー広場オープン!』
http://minnaga.com/totopark/bbq.html
しこたま買い込んだ食材でお腹を満たしたら、レッツ・フィッシング!
それにしても、炭火焼きの四万十鶏は、やわらかくて美味しかった。
海釣り
ここでは、かんたんな釣りから本格的な釣りまで楽しめます。
港内の内向きの釣りから、外向きの釣り、テトラ帯まであってなかなか良い感じ。
▲内向き
アジ、サバがサビキ釣りで釣れていました。
あまり食用に適さないスズメダイも多く掛かります。それとベラ。
▲さわるな危険!
ハオコゼという毒オコゼ。カサゴと間違えやすいので注意。
<うれしくない私の初体験物語>気をつけて針を外したつもりが、ハオコゼの背びれの毒にやられてしまいました。ちょっと触れた程度だったんですが、チクッと左手薬指を切られ、みるみる腫れて、数十分毒による痛みが取れませんでした。小さくても油断したら危険です!刺された瞬間の鋭い痛みは忘れられないものになりました。
毒を持った魚ではアイゴも有名です。あと、以前メバルの背びれが指に刺さった時は数時間痛みが取れませんでした。
▲テトラ帯はここともう一箇所あり、グレが釣れている様子
仲間がアイナメを釣りました。
連れの連中はサビキ、穴釣り、ウキ釣り、ジギングなんかをしておりましたが、私は、外向きで「胴突き」で大物を狙います。
ちなみに胴突き仕掛けとは、こういう簡単なもの。
底付近にいる魚を狙うための仕掛けです。
▲外向き
淡路島がかすかに見えます。
左寄りのやや霞んだ島が友ヶ島(のはず)。
▲カワハギをゲット!
画像では小さく見えますが、20cmぐらいのまあまあサイズ。
これを釣る前に一度バラシたんで慎重に釣り上げました。
この後も、すぐ同じサイズのものと一回り小ぶりなカワハギを釣り上げ、カワハギは3匹!
ひたすら胴突仕掛けで粘ったかいがありました。餌は青イソメ。
▲売店もあります
釣り道具やエサも揃っています。
▲すこし陽が傾いてきた小島漁港
淡路島に沈む夕日も見もの。
セミの鳴き声が聞こえたり、猫さんがあちこちでへばっていたりと、ひねもすのたりのたりを満喫したい人にはいいかも。
▼ここの釣り場の水中映像
10人弱で行われた、この日の釣り大会では、私が優勝!
優勝者には、次どこで何をして遊ぶかの決定権が与えられます。
次回の企画はどうしましょう。いくつか案があるので、次のブログネタにしよっかなと。
顧客満足度を高めたいなら。
「顧客満足度を高めたい」
経営者がよく口にする言葉ですね。
そのために、あれをしろ、これをしろ、指示・命令、強制が現場に降り注いできます。
アメリカの超一流ホテルのオーナーの話だ。
オーナーは所用があっていくたびか続けて来日した。
そのつど、東京の有名ホテルに泊まった。
あるとき、日本のホテル関係者たちが宿泊の感想を聞いた。
「アメリカに負けないはず」という気持ちがあっての質問だ。
答は期待通りだった。
「すばらしい。仕事は正確だし清潔だし雰囲気も申し分ない」
ただ、このあとに耳の痛い指摘があった。
「しかし、日本のホテルマンは仕事を楽しんでやってないね」
こういう企業、多いのではないでしょうか。
従業員のことを、顧客満足度を高めるための道具としてしか見ていない企業。
顧客のことしか見えていない企業。
目の肥えた人には見抜かれてしまいます。現場では、アメリカの有名ホテルオーナーが泊まりに来るぞ、いつもより気合入れてけ!なんて号砲が鳴り響いたに違いない。
従業員満足なくして、顧客満足なし!
では、顧客満足度を高めたいなら経営者はどうすればいいか。私が支持する考え方・結論をさっさと言ってしまいます。
それは、従業員満足度を高めることです。
従業員満足度を高めることに手を付けず、いきなり顧客満足度を高めようとあれこれ指示・命令を出すのではなく、従業員満足度を高めることに力を入れる。方向性を定める。従業員満足度が低いまま、顧客満足度を高めようとするよりも、まず従業員満足度を高めたほうが遠回りのようで遠回りではない。
従業員が楽しく(自分で最善策を考え自律的に)働ける職場であれば従業員はいきいきしだします。従業員一人ひとりから醸しだされる仕事を楽しんでいるという雰囲気が伝わり顧客だって楽しくなります。楽しく働けている従業員が、顧客に対してひどい対応をするでしょうか。やれと言われたから笑顔であいさつをするのではなく、自然と笑顔でのあいさつも生まれます。クレームが減るのはどちらの状態の時でしょう。従業員満足度が高ければ、それだけで高い顧客満足度は後からついてくるのです。
つまり、従業員満足度を高めることが、経営者の仕事なのです。
経営者は、全体会議などで従業員に対して、接客に関してのクレームが多いと嘆いたり、顧客満足のためにあれをしろ、これをしろ、と言うのではなく、顧客満足のためには従業員満足が必要なので、従業員満足のためにあれをします、これをします、と宣言するべきなのです。クレームを減らしたいのなら従業員満足度を高めればいいのです。
社長の仕事というのはね、社員を幸せにして、「この会社のためにがんばろう」と思ってもらえるような『餅(インセンティブ)』を与えること。
社員がヤル気を出して会社が儲(もう)かれば、分け前をまた『餅』にする。それだけだよ。
従業員を大切に考えている企業はとっくに始めている。
従業員満足度の高い状態、低い状態に関する具体例やその功罪については、またいつかの機会に。
25ブンノ24
聞いたことがある方もいると思いますが、25人に1人の割合でサイコパスと呼ばれる人達がいるらしい。アメリカで行われた研究なので数字にこだわる必要もなさそうですが、学説の一つとしてそう言われています。
逆に言うと、25人のうち24人はサイコパスではないとされるわけですが、そのあたりのことについてちょっと触れてみようと思います。
精神病質者のこと。Phychopath 現在では「反社会性人格障害(APD)」と言い換えられている。
サイコパスの特徴は極端に自己中心的で、慢性的な嘘つきで後悔や罪悪感が無く、冷淡で共感が無い。加えて自分の行動に責任が取れない。多くは脳の前頭葉に問題がある可能性が高く、ホルモン異常と考えられる。
8~9割のサイコパスは言語能力を司る認知機能に障害があり、通常左脳で行われる言語処理が右脳で行われている。
経営者には“サイコパス”が多い!?
「経営者には“サイコパス”が多い」不都合な真実 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online
オックスフォード大学ケヴィン・ダットン教授によると、経営者にはサイコパスが多いのだとか。
サイコパス度が高い人は、もしある従業員の能力が必要な水準に達していないと考えたら、冷酷に解雇の判断を下すことができます。経営リスクを伴う決断を下したり、それが失敗した場合でも精神的に回復する能力があるので、ビジネスの面はプラスになります。
しかし、その悪い面は、例えば自分が権力を持っているという理由だけで人を解雇したり、十分に計算せずにリスクを取ったりすることがあることです。それらは単なる「無謀な行動」です。失敗の後、精神的に回復する能力があっても、その失敗から学ぶことをしなければ、それはビジネスにはマイナスになります。サイコパス度が高いということは諸刃の剣で、その性格が間違って使われると、会社の状況が悪化します。
また、詳細は省きますが、この記事には、「サイコパス度が高い(低い)職業ベスト10」なるものが紹介されています。
サイコパスの命令に従う残りの24人
サイコパスではない残りの人たちについて。
今からここに書く内容は、以前読んだ本に触れられていた内容を踏まえつつ自分なりに考えてみたものです。
仮に、25人に1人がサイコパスだとすると、24人のそうでない人たちが存在します。
1:24なので、サイコパスの悪質な行動を抑えこむ事ができてもおかしくないと思いますが、現実はそうはなっていない。サイコパス度が最も高いとされている企業のCEOですが、サイコパスCEOの命令に従う人が多いということからも分かります。
ミルグラム実験というものがあります。
「人は、命令に対してどこまで忠実になれるか」ということを証明した心理学の実験。
スタンレー・ミルグラム博士が発表した。ユダヤ人の虐殺を指揮したナチスの幹部アドルフ・アイヒマンの名前からつけられた。アイヒマン実験とも呼ばれる。
ミルグラム実験というものが行われ、約6割の人間は、立場の高い人から命令されれば、いけないことと分かっていても命令に従ってしまう。ということが確認される。
24人のうちの6割というと14人。そうすると、1:24だったものが、15:10となってしまい、サイコパスCEO側が優勢となってしまいます。そうなると、さらに残りの10人もいけないことと分かっていながら、勝ち馬に乗れとばかりに優勢側に付く人も出てきて恐ろしい組織が出来上がる。かなり大雑把に言うとそうなる。
出世や保身を考え、いけないことと分かっていながら立場の高い人の命令に従ってしまう。
そして、そのサイコパスCEOやサイコパス幹部に育てられた24人のうちの6割の中から次の幹部が生まれる。経営陣は自分にとって使い勝手がいい、自分に刃向かわないイエスマンといった者を部長にしたり課長にしたりしたがる。
そして、組織のブラック化がより強固なものになっていく。
理想論ではありますが……
では、24人の側はどうしていくべきでしょう。
何もしなければ、ミルグラム実験のように権力を持ったサイコパス側が優位になってしまいます。
現実問題、サイコパスと呼ばれる人に被害を受けている人もおられるかもしれません。
最後までサイコパス側に加担せず戦ったことで嫌な目にあった方もおられるかもしれません。そしてこれは、企業内の話だけではなく、学校のいじめ問題や町内会のトラブルなんかも同じ構図ではないかと思う時もあります。
初めに記したように、サイコパスは「病(やまい)」なのです。24人が、サイコパスに対して、いけないことはいけないことであることを根気強く自分たちの思いを訴えていけば、病も快方に向かうこともあるかもしれません(それがいけないことか、いけなくないことか、正解がないケースもあるでしょうけど)。
1:24であることを忘れないでいたい(アジア圏はもっとサイコパスの割合は少ないと言われています)。いじめにしても、自分の身を守るためにひとり、またひとりとサイコパス側につくことで、気づいた時には「いけないこと」をしている側が優位になっていく。
そうではなく、24人がサイコパスという病を理解し、いけないことにはきっぱりとNOと言えれる組織は強くなっていくかも……
とは言いつつも、やはりここに書かれてあるように、
【医師監修】あなたの周囲にも?サイコパス(精神病質)の特徴と対処法 | ヘルスケア大学
サイコパスには関わらないように!と警鐘を鳴らしている人もいます。綺麗事を言っても、実際サイコパスな人から体も心も被害を受けた方の気持ちも尊重しなければならない。
(2018.10.19 最後の部分、少し加筆修正を行いました)
超高齢社会にやさしくない些細なこと
2017年今年の夏至は6月21日。
日付変わって今日は6月20日。
明日は夏至なのか。
6月21日を過ぎると、冬至までは日に日に太陽が出ている時間が短くなる。ちょっと寂しい気分になります。
私の住む大阪では、梅雨らしい天気も訪れてはいないというのに、もう夏も終わりってな気分になったりします。もちろん、夏はこれからだし気温も水温もまだまだ上昇するわけですが。
さて、おばあちゃんと過ごすと、色々なことに気付かされるという話をしたいと思います。
私のおばあちゃんは、大阪市内の公営団地で一人暮らしをしています。
昭和一桁生まれだったはずなので80歳は超えています。
たまには、おばあちゃん孝行でもしようと思い、先日会いに行ってきました。
3~4時間ぐらい一緒に過ごしたわけですが、そのわずかな時間に私には思いもしなかった、おばあちゃんにとっては暮らしにくい環境にいくつか出くわしたので、考えてみたいと思います。
- 団地は不便
5階建ての団地の3階に住んでいるんですが、3階ともなるとおばあちゃんにはきつい。階段の昇り降りが大変だと言っていました。
5階に住んでいる高齢者はきっと大変でしょう。5階建てだとエレベーターが付いていない住居は多いです。高齢者が多く住む公営団地でそれはどうなんでしょう。階段も急だったりします。古い団地ほど高齢者にはつらい設計になっているみたいです。
- 回転寿司は不便
お昼に一緒に回転寿司に行きました。一皿100円のよくある回転寿司。
おばあちゃんはつい数日前にもその回転寿司に一人で行ったそうで、その時のことを少し話してくれました。
寿司やうどんなんかを注文するためのタッチパネルの使い方がよくわからず、結局、タッチパネルは操作できず、仕方なく廻ってくるお寿司だけを食べたと言っていました。
そうなんですね。私たちが当たり前に使用しているタッチパネルさえも高齢者には使いこなせないんだなということに気付かされたわけです。
- 広い店舗は不便
100円ショップにも寄りました。
ここも日本で一番有名なよくある100円ショップです。
ワンフロアの店舗でしたが、とにかく広い。
「ここは広くて商品もいっぱいあっていいなぁ」とおばあちゃんに言うと、
「広すぎて探すのがしんどいわ」と言ってました。
ここでも、おお、なるほどと気付かされました。高齢者には広い店舗もしんどいわけか。そして、よく見ると店は広いのに通路は狭い。車いすの方が安心して買い物が出来るようには思えない。ここのチェーン店の社長はよくテレビに出ていて、お客様目線だのお客様第一だのと言ってます。そうやってきたから、日本一の100円ショップに成長できたと。品揃えや品質ばかりに目を向けてこられたのかなと。しかし、高齢者目線はまだまだだなと感じました。まあ、もっとひどいお店はいくらでもありますが。
おばあちゃんと少しの時間過ごしただけで、私には当たり前と思っていた事も、高齢者にとっては不便な環境がいくつか見えてきました。これは、高齢者だけではなく、障害者も同様。
今回挙げた以外にも、
ちょっとした段差や、文字の大きさ、照明の明るさ、手すりの有無、買い物中に休憩できるベンチなどの設備、ドアノブの形状など、不便なことは街中に溢れているんだろうなということは容易に想像できます。
公的機関も一般企業も、バリアフリーだのユニバーサルデザインだの言うてはりますが、そういう社会を目指すうえでまだまだやるべきことはたくさんありますね。
反抗期に反抗して反抗しない
英語で、「Selfish」って単語がありますよね。セルフィッシュ。「わがままな」とか「自分勝手な」とかそういう意味。
つい最近まで、なんで「売り物の魚」がわがままなんだろう、とセルフィッシュという言葉を聞く度ぼんやり思ってましたが、綴りを見るとセルフ(Self)でSelfishだったんですね。納得。Sell-Fishではなかったわけか。魚つながりで、ちょっと「フィッシュストーリー」を思い出した。
それと、「熊野古道」を「熊の子道」って長らく思っておりました。
うん…手の施しようのないアホだった…
「蒸し暑い」を、「虫暑い」と思っていた漫画家さんもおられるそうな(ついでに道連れにします)。
さて、先日のこと、
テレビをつけてみたら、脳の話をしていました。番組の終わりの方だったので深くは知り得ませんでしたが、気になる話題が取り上げられていました。
ちゃんと番組を見ていたわけではないので、話半分、眉に唾をつけながら聞いてもらえたらと思います。
思春期と反抗期の関係
思春期といえば、大抵10代の頃に当たると言えると思います。
反抗期も、例外もあるでしょうが同じ頃に当たると言えると思います。
その番組によると、この二つはどうやら関係しているらしい。
反抗期の特徴の一つには、「リスクをあまり恐れない」ということがあるという。
自分が起こす行動に対して、リスクへの抑制が効きにくい。
こんなことを言うと相手が怒るかもしれないからやめておこうとか、人に迷惑がかかるからやめておこうとか、そういった感情よりも自分中心に考えてしまう。まさにセルフィッシュ状態ですね。
校舎の窓ガラスを壊してまわったり、盗んだバイクで走りだしたりする人もいるらしい。
また、あまりリスクを顧みないということは、戦闘にも向いています。別の部族との縄張り争いが起こると若者が先頭に立って争います。兵士になる適齢期なんだとか(体力もあるのでそうならざるを得ない)。
そんな、思春期や反抗期にリスクを犯す行動を取ってしまうということは、人(ホモ・サピエンス)としては、実はとても重要なことだったのです。
まず、脳の話からしますが、リスクを抑制するための機能は脳の前側にあり、人の脳の発達は後ろ側から前側にかけて進みます。脳前側のリスクを抑制するための機能がある部分は、だいたい25歳前後に発達します。
つまり、25歳ぐらいになるまでは、脳はリスクをあまり恐れない仕組みになっているのです。反抗期は脳に組み込まれている人間らしい行動であるとも言えるわけです。
リスクをあまり恐れないからこそ、人(ホモ・サピエンス)は大陸を移動することができ、大きく繁栄できたと言えます。ネアンデルタール人が絶滅したのは、思春期・反抗期が無かったのもひとつの要因と言われています。求愛してもそっぽ向かれるかも…なんて考えてリスクを犯さないようにしていると子孫繁栄にもつながりませんしね(繁栄しない道を選ぶのも選択の一つですが)。
リスクを恐れない、思春期と反抗期をセットで考えると分かりやすいかも知れないというこれまでの話、ほんまかいなと思われるかもしれませんが、一つの仮説としては気になりました。
リスクを恐れず失敗することも大いにあります。若気の至りなんて言葉もあるぐらいですし。ギリシャ神話の、イカロスのロウで作った翼の話なんかも思い出せます。
10代の子が反抗期を迎え、親に反抗したり、学校に反抗したりする。リスクのある行動もしてしまう。
これも全部、人の脳に組み込まれたプログラム。反抗期に対する見方が変わりました。
あの子には反抗期がなかった!?
反抗期だからこそ、それに反抗して反抗していなかった。それこそ真の反抗!
なんてことはないでしょうけど。
成果主義アレルギー
先日、組織運営についての研修会に行ってきました。
印象に残った話はいくつかあったのですが、今回はそのうちの一つをメモしておきたいと思います。残りの話はまたいずれ。
成果主義は失敗だった!?
成果主義の功罪はあれこれあると思います。
成果主義だと頑張れる人、苦手な人、成果主義が向いている職種、向いていない職種もあると思います。
私はこれまでの経験から、「if_then方式」「信賞必罰方式」に代表されるような成果主義はあまり好みません。かと言って、年功序列制度がベストであるとも思いません。
多くの場合において承認欲求が行動の動機づけになるということは理解していますので、やはり、成果主義も悪くないのかなと思うこともあります。
それでも、成果主義と言われるとなにかピンとこないものがあります。
すみません。話が堂々巡りになってきました。
とにかく、「結果が全て」というのが嫌いなのです。そう、「プロセス重視の成果主義」というあやふやなものが自分には合っているような……
閑話休題。
年功序列から成果主義へ。これは、バブル経済崩壊後、急速に広まったと言われています。右肩上がりの経済が終息を迎えたからという認識が一般的となっています。
その研修会の中で、『それでも成果主義は止められない』というテーマで掲載された、2009年の日経ビジネスオンラインの記事が紹介されていました。
その記事によると、
「勤務先が成果主義型の制度を取っている」と答えた944人を対象に、勤務先の成果主義の成否を聞いたところ、「失敗だった」とする回答は68.5%に達し、「成功だった」という回答(31.0%)を大きく引き離した。
多くの企業が採用している成果主義。それを取り入れて成功だったと感じている人は31.0%。
だから、成果主義は日本には馴染まないのだという話ではなく、その運用方法がマズい企業が多いのではいかということも言われています。
「量的な達成」と「質的な達成」
成果主義は結果が全て。「量的な達成」がなされたかどうかということが、まず評価のポイントになります。
一方、「質的な達成」とは、量的には達成できなかった場合でも、達成に向けて取り組んだことで、それに付随する他の業務が改善されたり、チームとしての結束力が強まったり、知識が向上したりといった、量では測れない場合が多い「質」の向上のことを言います。
結果に重点を置いた成果主義だと、このような質的な達成が見落とされがちになるのではないでしょうか。
目標値を達成出来たとなると、とたんに気が抜けることってありませんか?
達成した、やれやれ。もう十分頑張った。あとはゆっくりさせて。。というように。
短期間の目先の利益が評価対象になるからです。
「量的な達成」と「質的な達成」は、「定量目標」と「定性目標」の関係にも似ているように思います。私は、定性目標の方に重点を置きたいと常々思っているのでよけいに成果主義にアレルギーを感じるのかもしれません。
どちらが良い、悪いではないので、バランスが崩れないように気をつけたいです。
ここで、あらためて「成果主義」を検索してみると、
企業において営業などの成果を重視する考え方。人件費削減を行い易い為に導入を試みようと言う企業は少なくはない。
成果を上げるだけの権限をもった人材に適用してはじめて効果があるものであり、一般社員に適用するとモチベーションのダウンにしかならない可能性も高い。本来は成果そのものだけでなく、そこへ至るプロセスも評価対象とするのが前提となっているが、この部分があまり評価されないケースが多く課題となる場合も多い。
業績不振になった場合に社員の怠慢にあると責任転嫁されたり、業績をあげればあげるほど失敗時のリスクは高まったり、マイナス面も小さくはない。
たしかに、経営者が自分たちにとって都合がいい成果主義を取り入れようと考えるのもうなずけます。
そろそろ疲れてきたので、最後に私が大好きなこのセリフで終わりにしたいと思います。
「そうだな…わたしは『結果』だけを求めてはいない」
「『結果』だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ…近道した時真実を見失うかもしれない」「やる気も次第に失せていく」
「大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている」「向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、いつかはたどり着くだろう?」「向かっているわけだからな…違うかい?」
真実に向かおうとする意志 (しんじつにむかおうとするいし)とは【ピクシブ百科事典】より
ありがとうございました。