「日本のエーゲ海」白崎海洋公園にて
プチ旅行計画!どこに行こうか「くじ引きアプリ」で決めてみた! - 朱い夏
のブログ記事で行くと決めたところです。
紀中に位置する、この赤線で囲まれたところが由良町です。
こんなBGMで気分を盛り上げながら書いていきますよ
白崎海洋公園
日本のエーゲ海と謳われておりますが、実のところどうなんでしょう。ちょっとエーゲ海っぽいところがあるだけじゃないの?と、警戒しながら現地に到着。
想像以上に、エーゲ海でしたッ!!
(本当のエーゲ海知ってるの?自慢じゃないけど、知らないですよー)
和歌山県にこんなところがあったなんて!と本当にビックリです。
写真撮ったのでいくつか載せておきます。
公園内に入ると、見渡す限り石灰岩の白い世界。まさか、ここまで本格的だったとは!侮っていました。
散策していると展望台がありました。
白い岩肌、青い海、沖をゆく船舶、絶景でした!
白と紺碧が織りなす自然の調和。
海がめっちゃ綺麗!
ダイバーが50人ぐらいいました。
左)スタンプがあると押してしまう。
右)ここにあるカフェに立ち寄った際、伝票代わりの人形ですと、エロスちゃん人形を渡されました。胴体に伝票が入っているわけではなく、ただの人形でした。
はじめに由良町のマップを掲載しましたが、紀伊水道という立地柄ここには第二次世界大戦時に人間魚雷「回天」の特攻基地が作られていたそうです。ここから出撃することは無かったそうですが、戦争の爪痕はこんなところにも残っています。
同じ紀伊水道に位置する、加太や淡路島、友ヶ島にも戦争で使われた砲台跡もあります。戦争の悲惨さを伝える史跡はしっかりと残していかないといけないとあらためて感じます。
由良町まで来たので、ほかにも寄ってみました。
興国寺
醤油発祥とされる興国寺。
もともと味噌が作られていたのですが、そこから醤油が生まれたそうな。
湯浅醤油で有名な湯浅町もここから近いです。
衣奈漁港
釣りスポット衣奈(えな)漁港。
この辺りは本当に海が綺麗!
水深があっても底までくっきり見えます。
日差しが痛い。肌に突き刺さります。
釣果は、
カワハギさんと、アジさん。
時間が無かったので、爆釣とはいきませんでしたが、魚種は豊富で、イカやチヌ、グレなんかが優雅に泳いでいるのが確認できました。チャリコ(鯛の子)が大量に竿にかかって釣りにならなかったです。
刺し身で。
カワハギの超コリコリ感!
座ってはいけない
今日、イスに座ってデスクワークをしていたんですが、久しぶりにやってきた上司が「イスに座るな」って言ってきたんです。前も同じこと言ったよね?と。たしかに一度言われたことがあるんですが、目的が不明だったので無視していました。
私の職場は小売店なのですが、売り場スペースにPCがあります。お客様のじゃまにならないように背もたれもない清潔感のある省スペースでおしりを載せるだけの簡素な折りたたみイスを使用しています。
けれど、座ってはいけない。仕事中だから?PCが売り場にあるから?お客様のじゃまになるから?いやいや、立った時とスペースはほとんど変わりません。なぜ座るなというのでしょうか。
理由をたずねましたが、座って仕事をしているとだらしなく見えるから…というような事をゴニョゴニョ言ってましたが、なるほどと納得できるような回答は得られませんでした。それがこの会社のやり方だからという理由が大きいのだろうと推測できます。
最大限の気を使って、デスクワークを背もたれのないスマートなイスに座って行うことがそんなに悪いことなんでしょうか。
ああ、わからない。わからない。
私は、決まりやからそれに従え!と言われて、ハイッと服従するように人間ができていません。とにかく納得させてほしいのです。
立ったままデスクワークをすることにもメリットはあるようですが、それはいつでも座れる環境にある方限定のメリットです。
▲ついに到来! 立ちデスク時代に知っておきたい5つのメリット|最新の働き方|【瓦版】より
この記事では、颯爽と立ってデスクワークをしている人たちがかっこよく紹介されています。機能性の高いスタンディング用のPCデスクで使いやすそうです。
しかし、私の職場のPCデスクは、座ることで肘が90度になり、目の高さにモニターがきます。つまり、座ってPCをたたくことが前提になっているデスクなのです。
それを立ってやれと言うのです。笑ってしまいます。
この姿勢が疲れにくく理想とされます。
先ほどの画像にあったメリットの一番目に「疲労軽減」とありますが、私の職場の場合、立ってデスクワークをすることで疲労が軽減するどころか、ますます疲労がたまっていきます。仕事中ずっと立ちっぱなしになります。
生産性を上げろと言いながら生産性を下げるようなことを言っているようなもんです。
努力か?無駄な努力をしたものが偉いのか?汗をかかずチャチャッと仕事を片付けられる人は、あまり感心されない傾向を他の業務においても感じます。
さらに言うと、私は鼠径ヘルニアを患っており、立ち仕事は本来避けるべき事。その事ももちろん上司に言いました。お察しの通り、聞く耳を持ってくれなかったことは言うまでもない。鼠径ヘルニアがひどくなったら責任取ってくれるのか?責任と権限はセットですよ。
やっぱり自分の身は自分で守らないとな。
ではどうするか。
①イスを使い続ける
②スタンディング用のPCデスクを導入してもらう
③あきらめて言うとおりにする
病気のこともあるのでずっと立ったままの仕事は避けたいところですが、せめて②から始めてみようと思います。
あ、そういえば、前の上司さんは、事情を察してくれて上司のほうからイスを用意してくれました。
うどん県そうめん島に行ってきました 3日目(終)
うどん県そうめん島。
香川県小豆島への旅もあっという間に最終日。
3日目朝
▲快晴!対岸に見える小豊島もくっきり見えます。
1日目2日目とは打って変わっての快晴です。
▲土庄港から出ている高松行のフェリー。
小豆島に住んでいる人が街に出るといえば、多くの場合、高松に出ることを指します。小豆島から高松の学校に通ったり、買い物に出かけたりするのが高松。電車に乗る感覚でしょうか。四国フェリーで言うと、本数も約1時間に一回ぐらいのペースで運行されています。
小豆島のさぬきうどん
11時に出発。うどんを食べがてら坂手港を目指します。
小豆島に行くと絶対に食べに行くうどん屋さんがあります。それがこちら、
▲「おおみねのうどん屋さん」です。
▲おろしぶっかけ(冷)を注文しました。
ここは、地元の人にも評判の店です。
ツルツル&モチモチな弾力がありオーソドックスなタイプのさぬきうどんかと思います。間違いなく美味しい。テーブルにおいてあるツユを掛けて食べます。ちなみに、かけうどん(冷)はメニューにはありませんが注文すれば作ってくれます。
もう一件寄りたかったので、サイズは小にしました。
ちなみに、この、おおみねうどんがある土庄港付近には「來家(おいでや)」という店もあり、ここにもよく足を運びます。
次に、もう一件うどん屋さんに行きました。ここは初めて行く、海沿いの道に面した潮風香るうどん屋です。
が、駐車場に完売と書かれた看板が置かれていました。時刻はまだ12:30。人気店なんでしょうね。仕方ないので次また来た時に。
▲湾になっていて景色がとても良い所です。対岸は、「二十四の瞳」の舞台の半島です。地図の右下にあるのが坂手港。
めげずに次に向かったうどん屋さんがこちら、
▲さぬき庵。壁に、小豆島手延半生うどんと書いてありますが、ここで提供されているのでしょうか。
▲温玉ぶっかけ(冷)を注文。
さっき食べたおおみねのうどんとは明らかに食感が違う。モチっと感はあるんですが、冷凍さぬきうどんのそれにも似たような。好みが分かれるところ。それでも、アットホームな店内の雰囲気もあり、十分美味しくいただきました。漫画雑誌が大量に積まれてました。
土庄港付近
時間は前後しますが、おおみねうどんで舌鼓を打った後、「二十四の瞳平和の群像」がある土庄港の土産物屋に寄りました。
▲スタンプがあると押してしまう。
メローイエローは何処に?
小豆島からメローイエローが消えた?
数年前は自販機にあったり、スーパーで大陳されていたメローイエローですが、今回訪れた際は一度も見かけることがありませんでした。絶対飲もうと決めていたのに残念。
代わりに、アンバサを見つけることができました。
二十四の瞳「岬の分教場」
フェリーの時間まで、少し余裕があったので寄ってみました。
もう少し進むと、二十四の瞳映画村もあります。
坂手港から加藤汽船(ジャンボフェリー)で神戸港へ
坂手港に到着。
▲▼瀬戸内国際芸術祭の影響でこのような現代アートの展示物があちこちで見られます。瀬戸内に現代アート。
▲これは和みます。
▲ここでも釣り。画像左奥に高松からのジャンボフェリーが小さく見えます。まもなく着岸です。
▲小豆島の象徴、オリーブも見納めです。
▲ジャンボフェリーに乗り込み出航。そうめん島よサラバイ!
▲階上デッキのトらやん氏。
▲ジャンボフェリーの浴室へのドア。ドライバーズルーム付近にあります。一度入ったことがあります。ゆったり浸かれる湯船もありました。さすがに規模の大きい関西汽船サンフラワーの浴室の豪華さには負けますが。
▲ガチャガチャを利用した券売機。
▲スタンプがあると押してしまう。売店のところにスタンプ台がありました。
▲神戸港に到着。
以上、2泊3日の小豆島旅行記でした。
うどん県そうめん島に行ってきました 2日目
瀬戸内海に浮かぶ、香川県小豆島は、日本三大そうめんの一つ「小豆島そうめん」の産地であり、「うどん県そうめん島」という異名を持っています。
もちろん、さぬきうどんとそうめん以外にも名物はあります。ほかにどんな魅力があるのか、旅2日目の記録を記しておきます。
1日目のブログ記事はこちら▼
2日目は5時起きスタート。明日は帰る日なので、この日、2日目にどれだけ遊べるかで今回の旅が充実したものになるか決まります。(のんびり過ごすという選択肢はハナから無い)
世界一
小豆島には世界一に認定されているスポットがあります。それは、
▲これです。
何が世界一なのか分かりますか?
正解は、よく見ると橋に書いてありますが、『世界一「狭い」海峡』です。
川のようですが、海なのです。
世界一広いのではなく、「狭い」というところがおもしろい。
海釣り
子どもを二人連れて、三都半島で釣り。
▲ショアジギング、サビキ、胴突き、投釣り、穴釣りなど色々やってみるも思うように釣れず場所移動。ここでは、アジが二匹という情けない釣果となりました。
▲次に訪れたポイント。ここも三都半島です。ロケーションは最高でしたが、ここでは、カサゴ1匹という本当に残念な釣果となりました。昼前までねばって、肩を落とし帰宅。
醤そば
お昼ごはんは、醤(ひしお)そば。
小豆島ラーメン HISHIO ひしお 醤 オフィシャルホームページ
▲バルコニーに出ると目の前は海。エンジェルロードを眺めながらラーメンをすすれるんですが、ラーメン到着までにすでに暑い。 炎天下の中でラーメンを食べることを想像するとぞっとしたので、やっぱり店内に退散。
▲醤そば。替え玉は何杯でも無料!もちろん替え玉追加。これホント、めっちゃ美味しいです。どう美味しいかなんて僕の語彙力ではうまく伝えられません(すみません)。小豆島は、うどん、そうめんだけではなかった!!
寒霞渓
次に向かったのが、日本三大渓谷美の一つ、寒霞渓(かんかけい)。
▲寒霞渓からの眺め。雲がかった天気で視界がすっきりしていません。
▲斜面が急で迫力があります。
▲スタンプがあると押してしまう。
佛ヶ滝~石門洞
▲寒霞渓から車で山を下ると、岩にめり込んだお寺がありました。洞窟のようになっています。ちなみに、ここのお寺を守っているよくしゃべるおばちゃんはとても商売がお上手。商いにもご利益がありそうです。
そのよくしゃべるおばちゃんから、この近くに石門洞という名所があると聞き、行ってみることに。
▲こちらは完全に岩に、と言いますか山にめり込んでいます。写真ではこじんまり見えますが、なかなかの迫力でした。
ここに到着する前に肝を冷やす出来事が。
ここには途中まで車で上がってこられるんですが、その坂の急なこと。5ナンバーの普通乗用車に5人で乗って上がったんですが、登り切れず。
ギアをローにしていても途中で止まってしまいました。「あかん、止まるッ!みんな、車降りてッ、後ろから押してッ!」ってことでなんとか車を停めるところまで辿り着いた次第です。道幅も非常に狭く横は谷。ほんと身の危険を感じました。
ここに訪れる際はお気をつけ下され。
オリーブ園
▲凍らせたイチゴのかき氷。小豆島はオリーブでも有名。オリーブ園で人気のメニュー。ふわっふわです。
江洞窟
▲江洞窟。鳥居があるお寺。ここも岩にめり込んでいます。
地下に降りるとここのおじいさんがいて、「お参りした後は、上に上がって水飲んでいき」と言われて上がってみると、普通に冷蔵庫から麦茶を出してきていれてくれました。何の変哲もない水出しの麦茶でした。実は、ものすごいお茶なのか?そもそも水って言ってなかったっけ?
二日目夕餉
さらに、高見山公園というところも寄って、ばあちゃん家に戻って来ました。
▲家付近からの眺め。
あの山のてっぺんが重ね岩。登るとこのような景色です。
▲手前が小豊島で奥が豊島。
「鯛いるか?今日とれたところやから刺し身でも食べられるで」と、ばあちゃん。
もちろんいります。
▲レッツクッキング!子どもが捌いてくれました。
▲贅沢な鯛のお造り。朝に釣ったカサゴとアジ、鯛のあら炊きもいただきました。
お風呂は、マルナカに併設されているオリーブ温泉に入りに行き就寝。
翌日は帰る日。メインはさぬきうどん。
うどん県そうめん島に行ってきました 1日目
ここは、「うどん県そうめん島」とも呼ばれています。うどん県にありながら、そうめんが特産品となっており、日本の三大そうめんの一つに挙げられているのが小豆島そうめん。
ついでに言うと、醤油の産地でもあります。小豆島には、いくつも醤油の製造所があり、坂手港に着くと醤油の香りが漂ってきたりします。
そうめんと、醤油。特産品の相性はバツグンですね。
そんな小豆島に、8/8~8/10にかけて、2泊3日の家族旅行に行ってきました。
ばあちゃん家があるということで何度か訪れているのですが、今回はじめて観光した箇所もありました。
では、超個人的、旅レポートに入りたいと思います。
日生港~大部港
台風5号の影響で、予約していた神戸港発の加藤汽船(ジャンボフェリー)の朝便が欠航となり、昼便を待っていると到着が遅れるため、思い切って岡山県は日生(ひなせ)に向かいました。阪神高速湾岸線が大渋滞で4時間かけて日生に到着。
▲日生港。わかりにくいですが、山肌に ひなせ の文字が大きく刻まれています。このフェリーは乗ったのとは別のフェリー。
▲日生から瀬戸内観光汽船に乗り、約1時間で小豆島大部港に到着
大阪城残石記念公園
▲大阪城修築の際に切りだされた残石が展示されています。
▲スタンプがあると押してしまう。
▲仏歯寺の大観音さん。 夜はライトアップされて綺麗です。
ふるさと村
▲小豆島で一番おいしいそうめんを食べさせる店!!
▲生そうめんを食べたかったのですが残念ながら完売?だったので、すももそうめんをいただきました。つるつるしていて、歯ごたえもありそりゃあ美味しかったです。
▲手延そうめん館も併設されており、製造工程の見学もできるようになっているみたいです。
あと、ふるさと村に訪れた際は、すももソフトも食べるべし!さっぱり感と程よい酸味があり、おすすめです。
ばあちゃん家
小豆島の西端にあります。
近くには観光スポットの重岩があります。今回はその山には登りませんでしたが。
▲今は使っていませんが、井戸もあります。かつては、スイカを冷やしたり、水浴びしたり活躍していました。
小豆島のスーパー
勝手なイメージですが、小豆島でスーパーといえば、マルナカではないでしょうか。土庄(とのしょう)に大きなマルナカがあるのですが、それが出来る前のマルナカが小さなスーパーの時から通っていた記憶があります。マルヨシというスーパーとライバル関係にある様子。
▲小豆島そうめん「島の光」、うどんコーナーはさぬきうどんがいっぱい、近所の製麺所からも仕入れています(おおみねうどん)。島の光という名前のそうめんつゆを小豆島に製造所があるマルキンが製造しています。
虫取り
息子たちが、どうしてもカブトムシ・クワガタを捕りに行きたいというので、夕方に山に行ってきました。
▲夕方。家の前の海からの眺め。少し曇っています。向かいに見える島は、小豊島。
▲カブトムシがいそうな木を探し、山奥へと進みます。ばあちゃんに、イノシシが出ると言われていたので、めちゃめちゃ怖かった。イノシシっぽい鼻息がどこかから聞こえた時は死を覚悟しました(幻聴?)。
▲結果、カブトムシ3匹、クワガタ2匹を捕獲!このあと100均で土も購入。
一日目終了
日も暮れて、あっという間に一日目は終了。
ホテルオリビアンで温泉に入り、家で晩御飯。
島の光と焼き肉。そして、ここぞとばかりに贅沢ビール。香川に乾杯!
台風の影響がなければ、1日目からもう少しあちこちまわれたんですが仕方ない。
クーラー無しでも涼しい小豆島の夜。2日目は5時起き。
熊野街道 この道わが旅 其の二 (山中渓)
「熊野街道(紀州街道)」散策企画の続編、山中渓(やまなかだに)特集。
熊野街道について
熊野街道(くまのかいどう)は、京から大坂を経て熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)への参詣に利用された街道の総称。紀伊路とも呼ばれた。また、説教浄瑠璃の小栗判官にちなみ小栗街道(おぐりかいどう)ともいう。
今回は山中渓を目指しました。
▲山中渓の街道は石畳になっています(登りきったところから)
▲馬目王子
読み方がわからない…
足神さんとも呼ばれているみたいですが、馬が関係しているので、足に良いということなのでしょうかね。そういえば、施福寺で観た馬頭(ばとう)観音も足守の観音様でした。
▲旅籠「とうふや」跡
街道沿いということで、宿場として栄えていたらしいですが、時代の流れで消えていったそうな。
▲参勤交代時の本陣跡
この辺りは史跡だらけで、全てまわりきれませんでした(細かすぎて見つけられなかったところも多数)。
▲山中渓の川沿い
あじさいがきれいでしたが、暑いのと、雨不足でみずみずしさはあまりありませんでした。
ほとんど護岸整備されていない川
▲山中関所跡
山中渓駅から熊野方面に進むと、関所跡があります。
今の時代に関所と言われてもピンときませんが、江戸時代前はここで、関銭というものを取られたそうです。今で言うと、高速道路の料金所みたいなものでしょうか?
▲日本最後の仇討ち場
さらに熊野方面に進むと、「日本最後の仇討ち場」というちょっと物騒な史跡があります。
▼アップで
以上、今回は、山中渓までの散策でした。
ここからは、熊野街道からは少しそれますが、帰りに寄ってみたところをついでに記載。
▲風吹峠から
大阪府泉南市と、和歌山県岩出市を結ぶ風吹峠を走っていると、山の間に赤い鉄橋が見えます(画像ではうっすらとしか見えていませんが、肉眼だとくっきりと見えます)。ずっと気になっていたので、思い切って立ち寄ってみることにしました。
▲堀河ダムに通ずる鉄橋でした
▼堀河ダム
▲紀泉わいわい村
堀河ダムからウロウロ走っていると、紀泉わいわい村にたどり着きました。ここはホタルを見に夜に訪れたことがあります。紀州と泉州を合わせて「紀泉」です。
▲茅葺の家
紀泉わいわい村では、茅葺の家が見学できます。軒下に玉ねぎが干されています。懐かしい雰囲気です。
▲へっついさん
▲囲炉裏
日本昔ばなしの世界ですね。
五右衛門風呂や、井戸なんかは利用した記憶があるんですが、へっついさんや囲炉裏は未体験です。
遠出なんかしなくても、近所にはまだまだ探せばこういった史跡や観光スポットもあるもんですね~
そういえば、一日あちこち回っても無料のところばかりなのでお財布にも優しかったです。
かなりマイナーな旅行程でしたが、
おつきあいいただき、ありがとうございました。
熊野街道 この道わが旅 其の一 (樫井古戦場跡~山中渓)
大阪は泉州に移り住んで10年と少し。最近になって、近所に「熊野街道(紀州街道)」という熊野三山へ通ずる参詣街道がある事を知りました。
下の図で言うと、左にある「紀伊路」がそれに当たります。
熊野街道(くまのかいどう)は、京から大坂を経て熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)への参詣に利用された街道の総称。紀伊路とも呼ばれた。また、説教浄瑠璃の小栗判官にちなみ小栗街道(おぐりかいどう)ともいう。
ちなみに大阪には街道と呼ばれるものが11あるそうな。
大阪の道の歴史より
歴史にはあまり興味が無いまま今まで過ごしてきたのですが、歴史を感じられる街道に興味を持ち始め、今では街道探索が趣味の一つになりつつあります。
そんなわけで、今回は樫井古戦場跡近辺からスタートし、山中渓までの熊野街道(紀州街道)を巡って参りました。
樫井古戦場跡付近
125ccの原付バイクで出発。まず訪れたのが、泉佐野市にある樫井(かしい)古戦場跡。
▲大坂夏の陣で北から豊臣方、南から徳川方が攻め入るわけですが、この地で衝突、合戦が行われたそうです。
▲すぐそばに樫井川が流れています。
少し北に移動すると、史跡がチラホラあります。
大坂夏の陣で討ち死にした、豊臣方先鋒隊の主要人物、塙団右衛門の供養塔。
▲淡輪六兵衛(たんのわろくべえ)の宝篋印塔(ほうきょういんとう)
大坂夏の陣で豊臣方の武将として樫井合戦で討ち死にした淡輪六兵衛の供養塔。
一岡神社・海会寺跡付近
次に訪れたのは一岡神社(一丘神社)。
この一岡神社の境内には、7世紀に建立された古代寺院の海会寺(かいえじ)の遺跡があります。保存状態が良く、法隆寺式で建立されたことが分かっているそうです。
▲とりあえず、輪っかの中をくぐっておきました
▲海会寺の案内板と、遺跡
オレンジ色の杭は、回廊部分の基礎と柱があったところ。
林昌寺付近
一岡神社からさらに進むと、熊野街道の雰囲気が増してきます。
というのも、熊野街道の看板などが設置されていたり、歴史を感じさせる古民家が目立ってくるためです。
▲熊野街道の立て札
泉南市信達牧野。この辺りは街道にも趣がでてきます。
▲名所案内板
見どころはこちらでチェック。
▲呉服店や畳店が点在する通り
その他、旅籠跡なんかもあったりするんですが、熊野詣に使われていた街道ということで、ちゃんと理由があったんですね。歴史街道ってそういうところがおもしろいと思います。
次に、林昌寺という寺院に立ち寄りました。
が、なんと!
本殿改修工事中。
金剛組って聞いたことあるなぁと思って調べてみると、現存する世界最古の企業なんだとか。578年創業ということらしいので、2017から578を引くと、1439年!?1439年続いている企業ということになる。
▲本殿は残念でしたが、これは綺麗でした
山中渓付近
林昌寺からは一気に距離を稼いで、阪南市の山中渓(やまなかだに)付近にやって来ました。
▲地蔵堂王子
▼立て札をアップで
熊野詣が盛んにおこなわれていた頃(平安時代後期・1200年ごろ)、その道筋に熊野権化の分神が祀られました。これを「王子」といい、浪速(大阪市)から熊野(和歌山県本宮市)までの間におかれ、総称として「九十九王子」と呼ばれていました。
一つ謎が解けました。熊野街道の観光案内を見ていると、「◯◯王子」と呼ばれる史跡が点々としているんですが、どういう意味かこれを見て分かりました。
熊野権化云々という伝承、それよりも、駅というか休憩所というか、長い道程の区切りの場として、◯◯王子という地点があるということが役立ったのかもしれませんね。
今回の旅の終着地、山中渓に着きました。
山中渓付近にも見どころが多く、また、帰路にはちょっと寄り道もしてみましたので、そのあたりの模様は、「熊野街道 この道わが旅 其の二」で書いていきたいと思います。
大阪から和歌山といったピンポイントな話題でしたが、これを読まれている方の地域にも歴史街道があるかもしれませんね。意識して街道沿いを見てみると、こんなものがあったのかと、新しい発見があるかも知れません。
最後に、
歴史街道は、狭い道が多かったり、一方通行になっていたりするので、その際はお気をつけ下さい。自転車が便利かもしれませんね。
ありがとうございました。