北風と太陽 社畜からの脱却 「信賞必罰」ダメ絶対論

「北風がバイキングを作った」ということわざが、あるとかないとか。

だが、21世紀は「北風」を当てにしてはいけない。

「太陽」のエネルギー(すなわち波紋ッ!)が勇者バイキングを作る時代なのである。

 

 

閑話休題ッ!

 

 

さて、あなたが、ある企業の従業員だとして、あなたの上司は「北風」のような上司がいいだろうか、「太陽」のような上司がいいだろうか。

 

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「北風」のような上司の元で働くイメージはどんなだろう

 

一に命令、二に強制、三四がアレで、五に競争

 

とにかく上司の顔色を伺いながらの日々を過ごしていくわけである。

今日は機嫌がいいかな?あちゃー、今日は朝から機嫌悪そ。刺激しないように刺激しないように。

 

そんな上司どもが好きな言葉がある。

「信賞必罰」である。

 

信賞必罰を簡単に言うと「アメとムチ」。

 

アメとムチ?いい事をしたら褒めて、悪い事をしたら叱るってことでしょ?別に普通なんじゃないの?

 

そんな意見もあるだろう。その通りなのです!と、認めてしまうとこの話が終わってしまうので、少し悪あがきをさせていただきます。

 

「アメ」のデメリット…

アメがないと行動しない集団を作ってしまう。今度はどんなアメがもらえるだろうか、という発想に陥る。

そうなると完全に他動的な集団になってしまう。自主性が崩壊し行動の目的が自身の成長や、自立性ではなくなり「アメ」になってしまう。そうすると仕事は報酬のためのものになってしまい楽しくなくなる。

アメをあげると成果が落ちる事もある。

もしアメが用意されていなかったり、アメが小さかったら?

 

「ムチ」のデメリット…

ミスを恐れる。失敗を恐れ、目立たないように周りに同調してしまう。思い切った行動ができなくなりクリエイティブは生まれ難くなる。もちろん仕事は楽しくならない。目的が上司に叱られないため、になってしまう。

 

ちなみに、アメ、つまり報酬は、しばしばニンジンにも喩えられます。

また、このアメとムチのやり方を「If_then」方式ともいいます。「~すれば、~を与えよう」というやつです。

 

 

日本一従業員のモチベーションが高いとされている企業の一つである、

岐阜県の「未来工業」の記事 「社員にはアメを、ムチはいらない」

jbpress.ismedia.jp

 

 

「信賞必罰」と言う言葉を発する上司の心理はどういうものでしょう

 

上司がこの言葉を発すると、なんだか自分たちが支配された気がしてきませんか?

そうなのです。まるで上司が、お前たちは私が支配しているのだ。私の手のひらの上にいて、報酬も罰則も私次第なのだ!とさえ言っているように思えてきます(過ぎますかねぇ、被害妄想が)。

 

このように、与える者、与えられる者という立場が嫌でも感じさせられます。

繰り返しになりますがこのやり方を続けていくと、報酬が与えられなければ行動を起こさない集団になってしまいます。上司がいない時は働かない集団を作ってしまいます。月間の販売コンクールなどで、その月間が終わった瞬間から販売数がガクッと落ちることはありませんか?報酬がなくなると行動しない集団が出来上がってしまっているのです。

言わば「信賞必罰(アメとムチ)」の被害者です。

「みなさーん、目を覚ましてください!」by 某STOの人

 

 

「信賞必罰」が役に立った時代

 

これまで、信賞必罰、アメとムチ、If_then方式をさんざんタコ殴りにしてきましたが、役に立つ場合もあります。

それは、仕事の内容が単純なものであったり、クリエイティビティを必要としなかったりルーチンワーク化している場合です。

そのような決められた事をこなしていくタイプの仕事には、信賞必罰が役立ちます。

実際、高度経済成長時代には大いに活躍したそうです。

つまり、今ほどクリエイティブな活動を必要としていなかった20世紀、昭和時代は「北風」のような指示・命令・強制型の上司がもてはやされたわけです。

労働者側も残業や休日出勤など、頑張れば頑張るほど報酬が増えるので「ヨシ」としてきました。

 

では、現在の市場ではどうでしょう。

 

小売業業界を例にとって言えば、

過当競争により商圏は狭くなり客数は減少、価格競争で客単価は落ち、ネットショッピングの割合も多くなってきました。

 

仕入れれば仕入れた分だけ売れる時代はもうとっくに終末期。

今だに無計画に安売りをするなんてナンセンス。正に、終末のフール。

今やクリエイティブな発想をもとにアイデア勝負の時代に入っています(いかに高機能で高単価の商品を買ってもらえるか)。

ああ、それなのに、それなのに。

今だにふんぞり返って「信賞必罰」と臆面もなく声高に号令を掛けている昭和脳、20世紀脳の時代遅れ「北風」上司がそこここにいるじゃ、あ~りませんか!

 

そこで、冒頭に申し上げた、

21世紀は「太陽」の上司が必要なのだ!

とされる話につながります。

 

「太陽」の人

と言っても、太陽のエネルギー「山吹色波紋疾走」 を繰り出す人のことではない。「山吹色波紋疾走」と言いたかっただけである。忘れてください。

もちろん「北風と太陽」でいう「太陽」のような存在の人のことである。

しかし、不幸なことに太陽の人は、上司になれる割合が低い。

 

 なぜか?なぜ「太陽」の人は出世しにくいのか?

「怒鳴る上司」はその上司から見て頼もしく見える。

そう、「北風」のような上司はその上の「北風」のような上司からは、頼もしく見えるのである。

 人間とは、報酬がなければ働かないものだ。ミスを犯した時は罰を与えなければミスは減らない。と考える

 

ダニエル・ピンク氏の言葉を借りて、軽く触れておくが、

北風→モチベーション2.0(他動的動機)

太陽→モチベーション3.0(自発的動機)

と言い変えることが出来る。

 

 

「太陽」のような上司は、命令しないし、強制しないし、競争もさせない。比較もしない。

後藤氏曰く「強制や命令は嫌いだからね」

news.aol.jp (ゆうきまさみ氏曰くと言ったほうがいいか)  

 

自ら行動する人間に育て上げようとするのが「太陽」のような上司。

ある程度の報酬(給料)が保証されている場合、クリエイティビティが発揮され、付加価値のある成果が出やすい環境になる。

 

 

あなたの上司は「北風」「太陽」どちらのタイプでしょうか。

あなたはどちらの上司のもとで働きたいでしょうか?

そして、あなたは、どちらのタイプの上司になりたいでしょうか?

 

社畜社畜を生み出す負の連鎖を断ち切るため、我ら中年よ立ち上がろう!

 

 

 

 

「信賞必罰」を否定的にとらえた内容となっており、「信賞必罰」を人生哲学にされている方にとっては納得の行かない内容になっているかと存じます。

それを否定する意図はございませんのでご了承ください。

 

 

 

参考文献等

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 BackNumber: 2015-06-26 08:00:00 井上健一郎の「組織マネジメント研究所」

この回は必見!必聴!

 

「仏の上司」になれますか?―部下を活かし組織を変える究極の人材育成論

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隠れた名著  

 

ライフワーク(ズバリ人生) 

 

 

 

 

最後に

本当は、もっと掘り下げるはずでした。

タイプX/タイプI/ロウソク問題(2.0ver.と3.0ver.)/小出監督vs星野監督/それ、おもしろいの?/シュレッダーと励み問題/報酬が逆効果に!?

などなど。

またいずれ、需要のあるなしに関わらず触れていきたいと思います。