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朱い夏

キミたちがいて、ボクがいる

「チーム一丸」の組織作り…あぁ、難しい

テーマ「夢と挫折」

 

 

① <プロ野球>優勝したチームの選手が共通して口にする言葉

② では、私達の属する組織はどうか

③ やりがいと成果を合致させ、勝利するには

 

という側面からアプローチしてみたい。

 

 

 

① <プロ野球>優勝したチームの選手が共通して口にする言葉

 

今年のプロ野球セ・リーグは広島カープがぶっちぎりトップ。一強他弱である。

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広島カープの選手が強さの秘訣は?というインタビューに、おそらくこう答えるだろうという言葉がある。

毎年リーグ優勝・日本一になるチームの選手達が、インタビューを受けた際、一年を振り返り絶対に口にする言葉がそれである。

優勝できた秘訣。それは、

 

「優勝に向けて、チームが一丸となれたこと」

 

まあ、それはそうかもしれない。

しかし、これが簡単そうで簡単にはいかない。組織の全員が同じ方向を向いて行動できているチームは強い。

よく、「目的」と「手段」という。

ここでの目的はもちろん優勝。しかし、手段は色々ある。

これまたよくある話しとして、山の頂上にたどり着くことが「目的」。だが、「手段」(登山ルート)はいくつもあったりする。みんなそれぞれ違うルートで登ろうと意見が違うことが多い。

この手段を統一するのが難しいわけだ。

プロ野球に話を戻すと、どういう方針・戦術で戦うのか、かつてのタイガースのようにJFKを中心とした先行逃げ切り型で優勝を狙うのか、かつてのバファローズのような「いてまえ打線」でガンガン打ちまくって優勝を狙うのか、落合オレ竜の冷酷にみえて実は誰よりも選手思いだったりする無表情戦術など、枚挙にいとまがない。

(今挙げた例に、少し偏見があるかも知れないが話の筋には影響ないのでそこは大目にみていただきたい)

 落合博満 - Wikipedia

 →「監督として」の部分参照。実は選手思いの監督だったことがよくわかる

 

また、優勝したチームの選手たちが必ず言うという「チーム一丸…云々」の情報提供元は、こちらのネットラジオからです。

井上健一郎、円道一樹の「井上健一郎の『組織マネジメント研究所』」を iTunes で

第49回『中途社員で成り立つ組織です。仕事のやり方は統一すべきなのでしょうか?』

リリース2016年3月24日

第49回『中途社員で成り立つ組織です。仕事のやり方は統一すべきなのでしょうか?』 井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。

 

 

 

② では、私達の属する組織はどうか

 

チーム一丸という言葉が間違えた捉えられ方をしているせいでストレスを感じているスタッフがいるように思います。

 

どのように間違えられているかというと、分かりやすい例として「販売コンクール」が挙げられます。こういうのは大抵、店ごとに目標(ノルマ)が設定されます。(余談ですが、販売コンクールは本来店を存続させていくための「手段」なのですが、大人の事情により「目的」にすり替えられてしまいがちです)

 

その店の目標が恵方巻きを月に100個販売だったとします。

スタッフは全員で10名で勤務時間がほぼ同じだとすると、単純に一人10個目標でがんばろう!となります。

そして、事務所には大きく、個人別販売グラフの表が掲げられます。

最悪です。やはり地獄とはこの世のことのようで間違いないようです。

 

イメージ ↓

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現場の声を聞いていると、全員が10個ずつ売ることがチーム一丸なのだと勘違いしているフシがある。そして、その風潮を本部が助長している。私はこんなに売っているのにあの人はこれだけしか売っていない。わたしはこんなにも売っただから偉いんだと。

 

これを、間違っていないと思われる方もいるかもしれない。それが平等なのではないかと。

だが、これを野球になぞらえると、全員4番バッターであるべきと言っているようなものなのです。

では聞くが、一番売ったと偉そうにドヤ顔で言っているあなた、あなたが販売数をかせぐため、接客をしていたその時間、だれがレジ打ちをしていた?だれが商品の品出しをしていた?だれが売場の前出しをしていた?トイレ掃除をしていた?

あなたが打点を稼ぐ4番バッターなのは間違いないとして、他の役割を全うしてくれているスタッフも尊重するべきではないのか?目立たないところで地味なルーチンワークをやってくれている人がいるからこそ4番バッターが打点を稼げるわけだ。4番やエースだけでは試合に勝てないのだよ。

 

出塁率の高い1番バッターがいて、打点は少ないがクリーンアップにつなぐためのどうしても地味に映ってしまう2番バッターの役割。守備で言うと、ランナーがいる時にキャッチャーからピッチャーへの返球の際、その都度カバーに入るセカンド・ショートの地味な存在。全員が4番やエースでは勝てない。

勝利のためにそれぞれの役割を全うする。それこそがチーム一丸の真の意味である。決してはき違えてはいけない。

つまり、事務所に大きく掲げられた「個人別販売ノルマ達成表」なんて、全く無意味で、むしろモチベーションを下げてしまう恐れが大きいわけだ!

個人別ではなく、店全体の進捗を表すノルマ達成表にするべきなのである。

(チームワークとはあまり関係ない、営業として個人個人の仕事が独立している場合はこの限りではない。私もかつてはそうでした。営業の人、お疲れ様です)

 

 

 

③ やりがいと成果を合致させ、勝利するには

 

組織のまとめ役は、スタッフそれぞれと面談を行い個人の強みを把握し、また、どうなりたいか、どういう仕事がしたいかを確認する。もちろん目的の確認と説明を行う。命令や強制は決してしない。業務に関わる本人の自己実現・意志を尊重してあげるわけだ。

そして、チームを一丸にさせるために役割(ポジション)を与える。そして、一度面談すればそれでいいわけではなく、定期的に面談を行いフィードバック。まとめ役だって他にも仕事がある?忙しくて面談ばかりやっていられない?

まとめ役つまり上長は、細かい仕事はしなくてよろしい。

上長がいなくても店や会社が回る環境を作るのが上長の役割。子どもが自分で狩りができるように育成する野生動物の親のように。上長は、スタッフたちが目的に向かって楽しく自分の役割を全うできる環境を作る、チームを一丸にするための調整役、オーケストラの指揮者。やりがいを引き出し成果につなげる。それが勝利への道なのである。

 

上長にとって、チームを一丸にするにはものすごい大変でやりがいのある仕事なわけだ。しかし難しい。そうそう簡単には出来ない。 だが、優勝するプロ野球チームの監督や選手はそれができたからこそ夢をつかんだのである。

 

 

活躍の場と役割を与えれば人はイキイキする 

金平敬之助/仏の上司になれますか

 

 

というわけで、夢をつかむか、挫折してしまうか。

思い描いた結果を手に入れるためには、一度立ち止まって、手段が間違っていないか考えてみてはいかがだろうか。

 

 

 

 

 

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http://iitokoronet.com/2015/10/15/post-2422/

こんな上司のもとで働きたいですか?

これが会社というものだと、あきらめていませんか?

 

 

 

 

 

Netflix火花お題「夢と挫折」

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私の経営・人材育成バイブル

 

 読みたい本

日本でいちばん社員のやる気がある会社 (中経の文庫)

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いつもながら、おやじの戯言におつきあい頂きありがとうございます。