70歳就業と短時間社員制度

 

お題「最近気になったニュース」

70歳就業、義務化検討=法制化へ来夏実行計画―政府

headlines.yahoo.co.jp

 

ニュースを見ていると、70歳まで働き続けないといけなくなるかもしれないなんて言っている。年金がもたないから、死ぬまで働けってことなんでしょうけど、そうなると「老後」とか「年金暮らし」なんて言葉が死語になるかもしれませんね。

老後はゆっくりしよう、なんて思っていたら老後なんてものはなかった…という現実が日本では待っている。

 

それだったら、老後にゆっくりしよう、ではなく、働きながらゆっくりしよう!まだ元気なうちから仕事はそこそこに、ゆったりと自分の好きなことをして人生を楽しもう!と考えるようになりました。

というわけで、短時間勤務社員について興味が出てきました。

 

以前、広島電鉄の短時間勤務制度についてこのような投稿をしました。 

parm.hatenablog.com

 

あらためて、どんな制度だったか広島電鉄さんの働き方を調べてみました。

すると、このような情報を見つけることができました。 

 

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http://www.hiroden.co.jp/company/csr/pdf/work.pdf

 

先ほど紹介した以前の投稿にも書きましたが、

短時間正社員への転換を希望すれば、制限を設けず誰でも転換できる。

というところが、今の日本の企業にはあまりない素晴らしい制度ではないかなと思います。

多様な人材を受け入れ、柔軟な働き方ができる職場づくりを推進していることを評価され、2017年9月に広島県商工会議所連合会および、広島県商工会連合会より、「第1回広島県働き方改革実践企業」に認定されました。また、優れた健康経営を実践している企業として、経済産業省より「ホワイト500(健康経営優良法人認定制度)」に2016年から2年連続認定を受けています。

働き方改革-広島電鉄採用情報

 

僕の勤め先では短時間社員という制度はあるものの、育児や介護、病気など会社が定めた条件に当てはまらないとこの制度は受けられません。働く側ではなく会社側が決める。そういう企業がまだまだ多いのではないでしょうか。

多様性のある働き方。会社側ではなく自分で決められる働き方。例に挙げた広島電鉄さんのような企業が増えてくれれば良いなと率直に思います。

 

 

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http://www.hiroden.co.jp/company/csr/pdf/work.pdf

 

正社員と短時間社員、本人の都合により、いつでも転換可。

すごいですね。ほんと、こういう制度を取り入れるのが当たり前の日本社会になってほしいです。

 

 

70歳まで働け、と言われたことで、人生設計を考えるいい機会になりました。

まあ、人それぞれいろんなケースがあると思います。

僕のケースだと、下の子どもが大学に行ったとすると最低でもあと、7年強。そのころ僕はだいたい50歳。下の子は双子なのでこれから学費がものすごくかかる。家のローンもまだまだ残っています。今すぐに短時間社員にはなれそうもありません。そもそも僕の勤め先はお伝えした通り、現在は本人の都合で短時間社員にはなれない。

何歳まで生きられるか分かりませんが、50歳からは短時間社員になってゆっくりと人生を過ごしたい。(その頃には、「本人の都合により、いつでも転換可」と日本全体がやさしい社会になっているはず…すごいぞニッポン、ほれ直したぜニッポン…って言える日が待ち遠しい)

そんな風に考えると、死ぬまで働かないといけないのか、という暗い気持ちも少し楽になってきました。

働きたい人はフルタイムでバリバリ働ける、短時間でのんびりしたい人は短時間社員として働ける、そんな自分に合った多様な働き方ができる企業は生き残っていくんでしょうね。

僕が50歳になる、7年と少しあとの日本の社会、どんな風に変わっているのだろうか。