最低賃金の地域格差問題を考えるきっかけを得た。

 

住まいに関しての縁があり、小豆島移住構想を練ってみたけど、香川県最低賃金の低さにびっくり(792円)、出鼻をくじかれた。

気になって四国の最低賃金を調べてみたら、香川県が一番高かった…

f:id:PARM:20190519012310j:plain

地域別最低賃金の全国一覧 より

全国の他の県を見ても、もっと低いところもいっぱいある。地域格差の問題はわかっていたつもりだったけど、わかったつもりになっていただけだった、ということがわかった。

実際、最低賃金に恵まれた所(大阪:936円)から移住しようと考えたことで身にしみてこの理不尽さに気付かされた。

そして、700円台などの低いところがあることで、大阪の936円というのが「恵まれた」と感じてしまっていることにも気付かされた。(一番高い東京は985円)

 

大阪の最低時給で週休2日で1日8時間働いたとして、

261日✖8時間✖936円=1,955千円 163千円/月(額面)

 

一番低い鹿児島県だと、

261日✖8時間✖761円=1,589千円 132千円/月(額面)

 

となる。

年収200万円いかない。手取り額だとさらに下がる。

 

今話題になっている時給1,300円で計算すると、

261日✖8時間✖1,300円=2,714千円 226千円/月(額面)

 

週休2日だと、365日-104日=261日 掛ける8時間で、年間2,088時間。

2,088時間も働いて、年収がその金額。

連合1,800時間モデルの実施、年間1,800時間&有給休暇完全消化で<普通に>暮らせる最低賃金にする必要がある。

逆算して最低賃金を設定すればいいだけのこと。

 

地方創生!

地方創生(ちほうそうせい)とは、第2次安倍政権で掲げられた、東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策である。2014年(平成26年)9月3日の第2次安倍改造内閣発足時の総理大臣記者会見で発表された。ローカル・アベノミクスともいう

地方創生 - Wikipedia

 

まずは、賃金の地域格差を廃止することが「地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げること」につながる大きな施策の一つなのではないか。

 

以上、自分が大阪府から香川県に移住することをちょっと想像してみたことで、最低賃金地域格差問題を考えるきっかけを得ることができた。

ふと思ったけど、全国規模の企業で賃金の地域格差をなくしている企業はあるのだろうか。あれば応援していきたい。

 

 

『地域別最低賃金の全国一覧』

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/

 

www.saitei-chingin.com