ダウンタウンへ繰りだそう! 伊勢市宇治山田駅前
今日、三重県伊勢市の近鉄宇治山田駅へKiPSカードを作りに行った時のこと。
用事を済ませ、駐車場に向かう最中、ある商店街が目に入った。
お伊勢さんへようこそ! 明倫商店街 沢村栄治生誕の地
薄暗いし、落ちそうなアーケード。
鮮やかなオレンジ色。吉野家チック。
野球に関心のない方には馴染みがないかもしれないが、あの、沢村賞で有名な沢村栄治生誕の地ということである。個人的にもすこーし縁のある沢村栄治さん。この商店街、気になるッ!
それに、伊勢独特のおもしろい店があるかも知れない。
というわけで月曜日の昼下がり、イン・ザ・明倫商店街!
最初に目に飛び込んできたのがこの看板
ようこそ明倫商店街へ
土曜日も祭日も(空白)営業中です
気付かずに通り過ぎようとしてしまいました。
ん?謎が謎を呼ぶ謎の看板。
あかん、ちょっと整理させて。
謎その①
土曜日も祭日も営業しているというアピール
え、あたりまえちゃうの?
これが宣伝文句になってしまう、そんな地域柄ということか。
たしかに、伊勢は「お伊勢さん」で全国的に有名だけど、有名だからといって都市が発展しているとは限らない。ごく普通のダウンタウンなのである。ほとんどの商店や、観光施設でさえ、17時に閉まるなんて当たり前。土日は休む商店も珍しくない。大阪人には衝撃でしたが、働き過ぎない、足るを知る、古き良き日本がここにはある!
謎その②
土曜日「も」祭日「も」ということは、平日も営業しているってことが前提なんじゃあないの?
日本語は難しいと言われているけれど、これは小学生でもわかる日本語だと思う。
平日営業しているからこそ、土曜日「も」祭日「も」が成り立つ。
ああ、それなのに、ご覧のとおり見事なまでのシャッター通り。まだお昼すぎなのに、開いているお店や事務所は残念ながら1割程度でした。
謎その③
よう考えたら、日曜日は!?
日曜日定休日宣言。これが、伊勢の常識。これはもう、「諦念」というものが養わされずにはいられないッ!
宇治山田駅といえばお伊勢さん参拝客で賑わう駅です。お伊勢さんの参拝客は当然日曜日が一週間のピークです。お店にとっては稼ぎ時ってやつです。そんな宇治山田駅の駅前商店街がこの明倫商店街なのです。稼ぎ時?「だが断るッ!」という潔さ。
謎その④
「営業中です」の上の消されているところは、なんて書いてあったんだ?
単純に知りたい。
ここまでの話、実はまだ商店街の外。薄暗い通路、奥はどうなっているのか。
今度こそイン・ザ・明倫商店街。
おそるおそる、手に持った、ワイングラスをこぼさないように、奥へと進みます。はたして北風はバイキンを作れたのでしょうか。
そして現れたのはこのポスター
手作りです、すごいです!
伊勢志摩サミットとはいうけれど、どこの国が来るんだ?と思っていましたが、なるほど、よく分かる。
そして次に現れたのが、
この看板。
沢村栄治さんと、我がタイガース西村幸生さん。西村さんはごめんなさい知らなかったです。
調べてみると、殿堂入りもしている大投手だったみたいです。悔しくも戦死されたそうです……
あと、よく見るとこの看板、顔出し看板になっています。キャッチャーの顔のところ。低ッ!
このような展示物もありました。
伊勢に来ると海女さんのポスターをよく見かけます。
浮き輪が足に見えてしまうのは僕だけ?切断された馬にまたがってるわけではないようだ。
「おもてな志摩す。」最初何のことかわからなかったし語呂も悪いよぉ。
ふつうに、「おもてなし、志摩す。」でいいんじゃないかと。
右のポスターに注目。志摩の絶景。リアス式海岸です。ついでに言うと、横山展望台というところから望むリアス式海岸も超おすすめスポットです。
そして、海女さんを擬人化キャラクター化したのが、この碧志摩メグ
みんな!今日もお疲れ様💛
— 碧志摩メグ (@aoshimamegu) 2016年5月4日
結果だけじゃなく
そこまでのプロセスが大事やに!💛
☆*。・(*^ー^)b☆*二コ☆*
頑張れ!💛
G7伊勢志摩サミットまで
あと22日やに! pic.twitter.com/DZN6YVWL0O
結果よりもプロセス。さらっとナイスなメッセージ。(アバッキオの警官時代の先輩も言ってたね!)
海女さんを軽々しく萌化するとはいかがなものか、本当の海女ってのはもっと奥深いものだ。という批判がニュースにもなった、あの碧志摩メグさんです。
ニュースになったことで結果的に碧志摩メグの知名度が上がるという皮肉な結果になりましたね。
そんなことを考えながら歩いているうちに商店街も終了。
最後は宇治山田駅界隈で一番の名物スポット「まんぷく食堂」。
昼下がりのご飯を食べるには中途半端な時間でも賑わっている人気店。
ここの「からあげ丼」は一度食して見る価値ありです!
画像 ↓
玉子とじである。これも親子丼とも言えるわけだな。
伊勢グルメだより 伊勢市観光協会ブログ - 「まんぷく食堂」のからあげ丼
まさか、薄暗い商店街に入っただけでこんなに発見があるとは正直思っていませんでした。おそらく商店街ごとにそれぞれの特徴や味ってもんがあるんでしょうね。
あ、今度、大阪の「文の里商店街」について書こーっと。
商店街で昇・天・GUY!