熊野街道 この道わが旅 其の二 (山中渓)
「熊野街道(紀州街道)」散策企画の続編、山中渓(やまなかだに)特集。
熊野街道について
熊野街道(くまのかいどう)は、京から大坂を経て熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)への参詣に利用された街道の総称。紀伊路とも呼ばれた。また、説教浄瑠璃の小栗判官にちなみ小栗街道(おぐりかいどう)ともいう。
今回は山中渓を目指しました。
▲山中渓の街道は石畳になっています(登りきったところから)
▲馬目王子
読み方がわからない…
足神さんとも呼ばれているみたいですが、馬が関係しているので、足に良いということなのでしょうかね。そういえば、施福寺で観た馬頭(ばとう)観音も足守の観音様でした。
▲旅籠「とうふや」跡
街道沿いということで、宿場として栄えていたらしいですが、時代の流れで消えていったそうな。
▲参勤交代時の本陣跡
この辺りは史跡だらけで、全てまわりきれませんでした(細かすぎて見つけられなかったところも多数)。
▲山中渓の川沿い
あじさいがきれいでしたが、暑いのと、雨不足でみずみずしさはあまりありませんでした。
ほとんど護岸整備されていない川
▲山中関所跡
山中渓駅から熊野方面に進むと、関所跡があります。
今の時代に関所と言われてもピンときませんが、江戸時代前はここで、関銭というものを取られたそうです。今で言うと、高速道路の料金所みたいなものでしょうか?
▲日本最後の仇討ち場
さらに熊野方面に進むと、「日本最後の仇討ち場」というちょっと物騒な史跡があります。
▼アップで
以上、今回は、山中渓までの散策でした。
ここからは、熊野街道からは少しそれますが、帰りに寄ってみたところをついでに記載。
▲風吹峠から
大阪府泉南市と、和歌山県岩出市を結ぶ風吹峠を走っていると、山の間に赤い鉄橋が見えます(画像ではうっすらとしか見えていませんが、肉眼だとくっきりと見えます)。ずっと気になっていたので、思い切って立ち寄ってみることにしました。
▲堀河ダムに通ずる鉄橋でした
▼堀河ダム
▲紀泉わいわい村
堀河ダムからウロウロ走っていると、紀泉わいわい村にたどり着きました。ここはホタルを見に夜に訪れたことがあります。紀州と泉州を合わせて「紀泉」です。
▲茅葺の家
紀泉わいわい村では、茅葺の家が見学できます。軒下に玉ねぎが干されています。懐かしい雰囲気です。
▲へっついさん
▲囲炉裏
日本昔ばなしの世界ですね。
五右衛門風呂や、井戸なんかは利用した記憶があるんですが、へっついさんや囲炉裏は未体験です。
遠出なんかしなくても、近所にはまだまだ探せばこういった史跡や観光スポットもあるもんですね~
そういえば、一日あちこち回っても無料のところばかりなのでお財布にも優しかったです。
かなりマイナーな旅行程でしたが、
おつきあいいただき、ありがとうございました。