台風21号の恐怖。台風直後の国道26号線画像

 

2018年9月4日に上陸した、台風21号の記録。

僕の住む大阪南部、泉州地域は台風が向かってきてもそれることが多く、台風による被害は少ない地域という印象をずっと持っていました。

しかし、今回の台風21号はそんな泉州地域に大打撃をもたらしました。もちろん泉州地域以外にも大きな被害があり、各地で台風から4日以上過ぎた今も停電や家屋の倒壊など復旧に至っていない地域も多くあります。僕の家もまる4日たってから電気が復旧しました。

 

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最強台風21号まとめ 記録的高潮と暴風(tenki.jp)今年最強の台風21号の影響で、近畿を中心に…|dメニューニュース(NTTドコモ)

 

9月4日、台風が直撃しているさなか、家にいた僕は家のことも心配でしたが、勤務先の店舗も超心配。なぜなら、従業員とお客様の安全を守らないといけないためです。なにかあると責任を取らされるかもしれない。かといって休業を決める権限は僕にはない。

南海電車尾崎駅が燃えていると聞いて、家で台風の恐怖を味わっていました。

  

 

台風被害の町の状況

 

 

台風が来る前日より休業を決めていた会社も多くありましたが、僕の勤務先は、気をつけて出勤しましょう!ということで通常営業でした。電車通勤の人は通勤できないため、車通勤の人とシフトを交代してでも店を開けましょう!という連絡を受けていました。そういう会社も多かったと思います。

 

勤務先から、被害が出た(けが人はなし)という一報を受けて、台風が過ぎ去ったと思われる4日当日の14時半ごろ車で勤務先へ向かいました。上司からは状況が落ち着くまで危ないので出勤しなくていいと言われましたが、家にいても落ち着かず。その日出勤してくれているスタッフが不安がっているのでなんとか行ってちょっとでも安心させたい。そして上司さん、そう言うてくれるんなら、最初から休業にしてほしかった。

 

勤務先に向かうため家を出て、いつもの見慣れた風景が破壊され尽くしていた光景を見て愕然となりました。

この世の終わりかと思いました。

 

自宅から勤務先までの主に国道26号線の模様を、ドライブレコーダーが記録していた映像から画像をいくつか紹介したいと思います。

今後、台風を軽く見てしまわないための記録画像として活用できればと思います。

普段は国道26号線ではなく、関西国際空港の橋のそばの道を通るのですが、海沿いの道は絶対危険だと思い国道26号線を使いました。家のそばから関空が見えるのですが、まさか、タンカーが関空の連絡橋に衝突しているとは思いませんでした。

 

 

ドラレコ映像からの画像

 

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自宅付近。電柱が倒れかけています。

 

 

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南海吉見ノ里駅付近の踏切。

電車など通るはずもないのに、遮断機が下りています。閉まったまま電気も通っていない踏切。ちなみに、この道を真っ直ぐ行くと電柱が何本も倒れていたたいやき屋さんの道路。

  

 

 

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道路を渡ろうと信号を見たら、いつもの信号がない。よく見ると90度信号が曲がっていました。

無事勤務先までたどり着けるか心配になりました。

 

 

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26号線に入りました。

画像の左側、トラックが横転しています。

 

 

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これが一番怖かった。

右車線、道路標識が車線を塞いでいます。本当に勤務先にたどり着けるのか心配でした。

 

 

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またまた横転しているトラック。次の日は別の道で通勤しましたが、そこでも横転したトラックを見ました。風を受けて車体が浮き横転するそうですね。

 

 

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信号や標識の電柱が真っ二つになっています。

 

 

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画像の左端、車屋のショウウインドーが割れて、ショウルームがめちゃめちゃになっています。

 

 

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あちこちで看板が倒れています。

 

 

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切れた電線が道路で横たわっていたり、垂れ下がっていたり、かなり危険な状況。

 

 

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おそらく左側にあった植え込みが、風で飛ばされ道路の真ん中に移動しています。

 

 

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画像左側の車屋さんもショウウインドーが粉々に割れています。

 

 

勤務先に着くまでのおよそ30分間のあいだにこれだけの被害状況が見られました。

比較的被害が少ないだろう国道26号線でこのような状況でした。

そして無事、勤務先に到着できました。

 

 

4日間の停電生活

 

何が不便だったか。

 

  • 風呂に入れない

水道とガスは使えるものの電気が使えないとお湯が出ない給湯器が不便でした。

ガスコンロでお湯を沸かし、風呂にためた水を洗面器の中で熱湯と混ぜて体にかける。けっこう不便ですが、これでなんとか体が洗えました。オール電化にしている家庭はものすごく不便だったと聞きます。

 

  • 洗濯ができない

これも大変。コインランドリーの前を通ったら、混み合っていました。

 

  • 冷蔵庫

停電後、極力開け閉めはしないようにしていたものの4日はもたず。中のものは廃棄となりました。

 

  • 夜間の生活

明かりが無くて苦労しました。ろうそくと懐中電灯、釣りで使用するために所持していたヘッドライト。

停電3日目に実家から借りてきたこの子は大活躍。LEDさすが。

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そして、エアコンや扇風機が使用できず寝苦しい夜。

電源に挿して使用する蚊取り剤は使えない。蚊取り線香を買いました。

 

その他、スマホの充電は車でおこなったり、テレビが見れないので情報が入りにくかったり、いろいろ大変でした。

 

 

復旧しつつある町

 

先ほど、電柱が倒れまくっているたいやき屋さんのある道路を紹介しましたが、今日その道を通ってみると、かなり復旧されていました。

 

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信号は停電中ですが、このとおりです。

 

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それでも、今日(9/8)の段階でまだまだこういうところはあちこち残っています。

 

信号が機能していないところも多く、台風直後はみなさん恐る恐るの運転なので慎重になっていましたが、4日以上たち、信号がないことが普通になってきてそれに慣れて来たときが危険。交通量も増えてきました。安全運転を心がけたいと思います。

そして、まだ、停電で街灯も点いていない真っ暗な夜道を無灯火で道路を横断しようとしていた自転車のおじさん、そちらはこちらに気づいていてもこちらはそちらにすぐには気づけません。気をつけてくださいね。

 

町を修繕してくれている方々、昼も夜も関係なく次々と店舗を修繕に回ってくれた業者さん、その他、大勢の復旧に携わってくれている方々、本当にありがとうございます。

7連勤の後の、明日から8連勤。町の復旧に貢献できるよう僕も頑張りたいと思います。