ヱビスビールにまつわるエトセトラ
さてみなさん、ビールはあまり飲まない僕ですが、東京は恵比寿にあるヱビスビール記念館に行ってきました。
▲平日の昼下がりということで、来客者はあまりいない
▲エントランスホール
▲えべっさんが迎えてくれます
いざ、展示フロアへ
ヱビスビール記念館でどういったことをするのかと言いますと、
■ヱビスツアー(有料)
という内容。ガイドさんがあれこれ説明してくれます。
詳しくは、こちら▼
ヱビスビール記念館 | 工場見学とミュージアム | サッポロビール
それでは、ヱビスビール記念館の魅力をほんの一部ですが、ご紹介したいと思います。
▲初代ヱビスビール<1890(明治23)年>
注目すべきはビンの上部。コルク栓になっています。
なぜコルクか。もちろん王冠がまだ発明されていなかったこともありますが、当時はビンも一本一本手作業で作られていました。それぞれのビンの口の大きさが少しずつ違うこともあり、コルクを使っていたそうです。なるほど。
▲王冠の登場
王冠に付いている栓抜きのためのギザギザの数ってご存知ですか。
聞くところによると、世界共通で21個らしいです。三点で固定すると強度が高いので3の倍数である21個となったそうです。
▲駅名、地名になったビール「ヱビス」
東京の恵比寿地区は、もともと別の地名があったそうですが、駅を創設する際に「恵比寿停車場駅」と命名され、そののち、地名も恵比寿になったそうです。ビールが先だったんですね。愛知県の豊田市みたいなもんか。
▲▼施設内の展示物
▲日本初のビヤホール
8月4日はビヤホールの日らしい。
この恵比寿ビヤホールがオープンした日が8月4日ですって。
▲ラッキーヱビス
ヱビス瓶ビールにはこのようなレアなえべっさんがプリントされているものもあるそうです。
鯛を両脇に抱えています。
▲▼漫画も展示されていました
ヱビスビール頂きました
このガイドツアーにはヱビスビールがグラスで2杯付いてきます。アルコールが飲めない方には別の飲料が用意されています。
ヱビスビールの歴史やこだわりを聞いた上で飲むヱビスビールです。どう考えても通常の倍は美味しいはず。ビールをあまり飲まない僕ですらワクワクします。
フロスティミストとレーシング
▲ビールは三層からできている!
ゴクッと飲んでグラスを見るとビールが三層になっているのがわかりますか。
①泡の部分、②泡の下の細かい泡の部分、③その下のビールの部分
②の部分のことをフロスティミストといい、このフロスティミストが美味しさの秘密であり、これを意識して飲むのが美味しい飲み方らしいです。
▲そして、これがレーシング!
ガイドさんから、飲み終わったグラスを見てください、と言われます。
泡が輪っかのようになっています。これがレーシングと言われるもので、綺麗に洗浄されたグラス、きめ細かな泡の上質なビールの証らしいです。
何口で飲んだかもわかるほどの綺麗な輪っか。お店でビールを飲んだ後チェックしてみるのも今後の楽しみになりそうです。
ビールの黄金比
▲ガイドさんが注いだ缶のヱビスビール
グラスを揺らしても泡がこぼれ落ちません。
こちらの、缶から注いだヱビスビールがスッと飲めて一番美味しかった。
美味しいビールの注ぎ方講座。
http://www.sapporobeer.jp/yebisu/enjoy/より
すぐに飲みたい気持ちをグッと堪え、余裕があればこの図のように注ぐと美味しさを一層引き出せます。
泡3:ビール7 がビールと泡の黄金比といわれているそうです。
そして、このヱビスのグラス、えべっさんが描かれていますよね。
えべっさんがちょうどビールの海にプカプカ浮いているように注ぐと泡3:ビール7 になるように作られているそうです。あるいは泡の雲に浮かぶえべっさん。グラスにもこだわりがあったんですね。
以上、ほんの一部でしたがヱビスビール記念館に行ってみてよかったというお話でした。
メモを持っていったほうがいいかも。それぐらい盛り沢山な内容でした。
友だちと行っても良し、恋人と行っても良し、夫婦で行っても良し。
グッとビールに興味が湧いてきました。ビール用グラスも買ってしまった。
教わったうんちくを並べ立てましたが、まあ好きに飲むよろし。
すっかりヱビスビールの曲として定着したこのメロディ。
恵比寿駅のホームで流れていました。
お酒は二十歳になってから。
今週のお題「何して遊んだ?」