生理休暇に関するニュースを見て考えたこと

 

あるニュースが目に止まりました。

 

「生理痛で会社を休めますか? 生理休暇取得率が低いわけ」

生理痛で会社を休めますか? 生理休暇取得率が低いわけ (大手小町(OTEKOMACHI)) - Yahoo!ニュース

 

というニュースです。

生理休暇取得率が低いことについての問題提起がなされています。

このニュースにはこうあります。

 

佐藤製薬が2016年、20~30代の働く女性442人を対象に行った調査によると、仕事に集中できないほどの生理痛を経験した人は53%。うち69%が仕事を休んだことがないと回答した。

 

この数字を知って驚きました。我慢している女性がこれほどいたんですね。別の言い方をすると、男性は(僕は)何も知らずに女性に我慢させてしまっていたわけです。ずっと男社会が続いてきたことの弊害です。

 

厚生労働省が全国約6000事業所を対象に行った調査では、2014年度に生理休暇を取得した従業員は0・9%。1997年度は3・3%、2003年度は1・6%で、取得率は減っている。

 

取得率は増えてきているのかと思ったら、減っているという。

これは、非正規雇用の女性が増えてきているため、立場が弱い(本当は平等なはず)ため休暇を取ることをためらってしまうことが考えられるそうです。

 

ネット事業を手がける「サイバーエージェント」(東京)は14年、(中略)生理休暇や婦人科の受診、不妊治療による休暇などを取る際、全て「エフ休」と上司に伝えて休むことができる。同社の女性(30)は「男性上司には生理とは言いにくいので助かる」と話す。

 

こうした、女性が働きやすい環境を整備していっている企業が注目を集めています。

こういう企業が注目され世に広まることは、誰もが働きやすい、生きやすい社会になるためにとても重要な事だと思います。

 

同社広報室の上村嗣美うえむらつぐみさんは「人手不足の中、優秀な女性に辞めてほしくない。女性が働きやすい環境を整えることは、会社にとってもプラスになる」と説明する。

 

誰だって、従業員を大切にしてくれる会社で働きたいですよね。

 

従業員を大切する企業に優秀な人材が集まる

従業員のモチベーションも高いので業績も上がる

業界のリーディングカンパニーになる

成功事例として、同業他社が真似をする

マスコミでも従業員満足の重要さが取り上げられる

日本が寛容な社会に生まれ変わる

 

と、いいですね。

生理休暇だけに限った話ではありませんが、そのような多様性を認め寛容な企業を、地道ではありますが応援していきたいですし、自分の勤める会社もそう変えていければと思います。

 

今だに、

生理痛で休む?男なのに育休を取る?人おらんのに?仕事をなんやと思ってるの?給料もらってるんちゃうの?遊びちゃうねんで?

なんて言葉が上の方から聞こえてきて悲しくなったりします。

そんな会社は、優秀な人材ほどとっとと辞めていくものということが分かっていない。

 

最後、愚痴っぽくなってしまいましたが、このニュースを見て考えさせられました。