「勤務間インターバル規制」 が、あなたの命を救う!?
5月5日、子どもの日。
「子供」ではなく、「子ども」と書いたほうがいいらしい。
外人ではなく、外国人。
障害者ではなく、障がい者と書く方がいいらしい。
看護婦さんではなく看護師さん。ピンとこなければナースと言えばよろしい。
日本語は色々むつかしい。
連休といえば、お酒を飲みがち。そしてついつい夜更かしをして、睡眠不足にもなってしまいがちではないだろうか。
僕はおかげさまで、GWも関係なくお仕事です。おかげさまでという謙虚な心。
さて、そんな「お酒」と「睡眠」について、JAROもびっくりの大げさな持論を展開したいと思います。
それは、
「睡眠不足で働かせるのは、酒に酔った状態で働かせるのと同罪である」
です。
なぜそうなのかを説明する前に、この記事のように職場では睡眠不足により非効率が生まれています。
夜中12時まで働いたあと、6時間後にはもう出勤なんてことはありませんか?
おかげさまで、僕は最近もありました。おかげさまでという謙虚な心。
「勤務間インターバル規制」というものがあります。
終業から始業まで何時間以上休息時間を取りましょう。というやつです。
一応決まりはあれど、機能していないという会社が多いのではないでしょうか。
僕の会社も12時間のインターバル制が採用されております。おかげさまで、恩恵にあずかったことはありませんけど。おかげさまでという(略
そもそもなぜ、インターバル規制なんてものがあるのでしょうか。
それは、そう、休息が必要だからです。人間はロボットではありませんからね。
そして、睡眠不足という状態は、脳の「大脳新皮質」に多大な悪影響をもたらします。脳の休息ももちろん必要なわけです。
大脳新皮質(だいのうしんひしつ、英: Cerebral neocortex, isocortex)とは、大脳の部位のうち、表面を占める皮質構造のうち進化的に新しい部分である。合理的で分析的な思考や、言語機能をつかさどる。(一部抜粋)
脳の高等な部分ほど、睡眠不足に弱い
眠りと脳の関係 http://www.nemuriya.jp/isindensin/img/7.pdf
ここまでの話をまとめると、
睡眠不足→大脳新皮質が衰弱→理性が失われてしまう
判断力が鈍り、仕事や車の運転、機械の操作などに支障が出る状態です。
いよいよ、
睡眠不足とお酒に酔った状態が、同じだということが見えてきました。
御存知の通り、
お酒に酔った状態とは、理性が失われている状態です。
酩酊状態→大脳新皮質が衰弱→理性が失われてしまう
「睡眠不足で働かせるのは、酒に酔った状態で働かせるのと同罪である」
部下にお酒を飲ませて働かせる上司がいないように、部下を(仕事が原因の)睡眠不足で働かせる上司がいなくなることを願います。
部下に酒を飲ませたあとに車を運転させる上司がいないように、(仕事が原因の)睡眠不足とわかっていながら出勤させる上司がいなくなることを願います。
Pさんの例
前日は日付が変わる頃まで仕事、翌朝5時半起きで3時間掛けて車で会議会場へ。
会議では寝るな!と釘を差される(眠くなるような会議を改善するつもりはないらしい……)。おーい、「勤務間インターバル規制」は?
夕方、ようやく開放され3時間掛けて車で帰らないといけない。
睡眠不足でPさんの大脳新皮質はボロボロ。判断力は落ち、理性も欠いている状況。酒を飲ませて車で帰宅させるのと何が違うというのだろうか。
自分にビンタをしながら眠気を覚ましつつなんとか帰宅。
事故に遭わなかったのは不幸中の幸い。
交通事故の隠れた原因とは実はそんなことだったりするのかも。
男性ドライバーの4割、居眠り運転で事故を起こしかけた - ITmedia ビジネスオンライン
酔った状態の用語順序
ほろ酔い→酩酊→泥酔→昏睡
豆知識
酒を飲みすぎたなぁと思ったら、寝るまでに水分を十分にとっておくと翌朝だいぶん楽らしいですよ。
アルコールを分解するには水が必要だからです。二日酔いが軽くすみます。
飲み過ぎには十分お気をつけあそばせ。