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朱い夏

キミたちがいて、ボクがいる

きらきらポールは主婦の友

さてみなさん、

おそらく関西の方、しかもアラフォーより上の世代にしか通じないかもしれませんが、私が子どもの頃によく目や耳にした、きらきらポールという商品のCMについてです。

 

キンキン キラキラ キラキラポール

キラキラポール は主婦の友~♪

 

という歌が流れるCMです。

 

 

きらきらポールとは、モリ工業のステンレス製の物干し竿などのブランド名です。 

 

 

なぜ、突然このCMについての投稿をしようかと思ったかというと、もうすっかり忘れていたCMなのですが、最近ふと、このメロディが頭の中に流れました。

そんなCMあったなあ。懐かしいなあ。と余韻に浸っていたんですが、今更になってこのCMのセンスに気付かされたからです。

 

キンキン キラキラ キラキラポール

キラキラポール は主婦の友~♪

 

まあ、無理もありません。このCMをテレビやラジオで聞いていた頃は私もまだ小学生とかその頃。(大人になってからは聞いた記憶がないけれど、今もCMやってるのかどうか)

子ども心に、なにがどう「主婦の友」なのかなあ、とぼんやり考えていた記憶があります。

 

「きらきらのポール」それが「主婦の友」であると。

このセンス。

 

 

YouTubeに30秒バージョンのCM動画がありました。


きらきらポール・モリ工業 ─CM─

 

 

▲「キラキラポール主婦の友」ではなく、このCMでは「キラキラポールはステンレス」と歌われています。

 


{CM}もう一度見たいおもしろcm

 

主婦の友バージョンもありました!

こちらのCMでは、花紀京さんと岡八郎さんが出演されています。

 

 

映像まではもうすっかり忘れていましたが、これらの動画を見て、やはりこのメタファーのセンスに脱帽です。

 

「おたくの竿はさびてませんか」

「余計なお世話だ」

 

ほのぼのします。

 

竿の宣伝をするとなるとやはりこうなるのか。

このメタファーに気づかなくてもインパクトがあるCMなので宣伝効果は抜群だったでしょう。おそらく、関西のアラフォー以上の多くの方はこの歌を歌えると思いますし。

 

あ~おもしろかった。 

『ひびわれ壺』の話~無用の用を知る

世に広まったインドの民話『ひびわれ壺』の話をご存知でしょうか。

このお話をブログで紹介されている方も多くおられるようです。

それぐらい有名な話なのかもしれませんが、私は最近知りました。

私の好きな言葉「無用の用」。そんなエッセンスが詰まったお話です。

 

「無用の用」という故事は中国の書物老子』から生まれました。

役に立たないと思われているものが、役に立つ。

人も物も、見方や立場を変えれば役に立たないものはないという考えです。

無用の用 - 故事ことわざ辞典

 

私も以前、このような投稿を致しました。 

parm.hatenablog.com

 

 

では、もったいぶらずに早速、『ひびわれ壺』の話をご紹介いたします。

読みやすいように、改行や()で補足を入れています。

 

インドのある水汲み人足(人夫)は2つの壺を持っていました。天秤棒の端にそれぞれの壺をさげ、首の後ろで天秤棒を左右にかけて、彼は水を運びます。

その壺の一つにはひびが入っています。もう一つの完璧な壺が、小川からご主人様の家まで一滴の水もこぼさないのに、ひび割れ壺は人足が水をいっぱいに入れてくれても、ご主人様の家に着くころには半分になっているのです。

完璧な壺は、いつも自分を誇りに思っていました。なぜなら、彼がつくられたその本来の目的をいつも達成することができたから。ひび割れ壺はいつも自分を恥じていました。なぜなら、彼がつくれたその本来の目的を、彼は半分しか達成することができなかったから。

 

2年が過ぎ、すっかり惨めになっていたひび割れ壺は、ある日、川のほとりで水汲み人足に話しかけました。
「私は自分が恥ずかしい。そして、あなたにすまないと思っている。」
「なぜそんなふうに思うの?」
水汲み人足はたずねました。
「何を恥じているの?」
「この2年間、私はこのひびのせいで、あなたのご主人の家まで水を半分しか運べなかった。水がもれてしまうから、あなたがどんなに努力をしても、その努力に報われることがない。私はそれがつらいんだ。」
壺はいいました。
水汲み人足は、ひび割れ壺を気の毒に思い、そして言いました。
「これからご主人様の家に帰る途中、道端に咲いているきれいな花をみてごらん。」

 

天秤棒にぶらさげれて丘を登っていくとき、ひび割れ壺はお日様に照らされ美しく咲き誇る道端の花に気がつきました。
花は本当に美しく、壺はちょっと元気になった気がしましたが、ご主人様の家に着くころには、また水を半分漏らしてしまった自分を恥じて、水汲み人足に謝りました。

 

すると彼は言ったのです。


「道端の花に気づいたかい?花が君の側にしか咲いていないのに気づいたかい?僕は君から落ちる水に気づいて、君が通る側に花の種をまいたんだ。そして、君は毎日、僕が小川から帰る途中水をまいてくれた。この2年間、僕はご主人様の食卓に花を欠かしたことがない。君があるがままの君じゃなかったら、ご主人様はこの美しさで家を飾ることができなかったんだよ。」

(作者不詳、菅原 裕子さん訳)

http://www2.city.fuji.shizuoka.jp/~p-fuji2/cgi/sfs6_diary/sfs6_diary/609_1.pdfより

 

「無用の用」を知る。まさにそんなお話です。

そればかりか、ここに出てくる人足(人夫)の優しさにも心打たれます。

 

 

この話についてあれこれ感想を述べても野暮かもしれませんが…… 

 

完璧な壺のように、一直線に効率よく、本来の目的をいつも達成することができる人もいれば、半分しか達成させられなくても知らず知らずのうちに数字には表すことができない「花」を咲かせられる人もいるのです。

野球で言うと、4番バッターやエースピッチャーばかりのチームなんてあり得ません。ベンチを盛り上げるのが得意な人、グランド整備が得意な人、ボールを磨くのが得意な人、相手チームの分析をするのが得意な人。なにも、打点を稼がなくても、最多勝を取らなくても、あちらこちらに「花」は咲いているのです。

 

 

いろんな場所に咲いている、または咲こうとしている「花」を見つけられるような、そんな「ひびわれ壺」だからこそ輝けるものを引き出せるような人間になりたいものです。

 

 

ひびわれ壺 子育てに大切なことがわかる小さな物語

ひびわれ壺 子育てに大切なことがわかる小さな物語

 

本はまだ読んでいないので、近いうちに読みたい。

 

 

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護岸と草花|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ

 

 

ルールは守らない、それがルール

暴走族のジレンマについて。

 

不良って決められたルールからはみ出したかったはずなのに、不良には不良の中のルールみたいなものができてしまうことがありますよね。集団性みたいなものがどうしても出てくる。

暴走族はルールを守らないけど、結局、「信号を守らない」というのがルールになってしまったりする。みんな決められたように信号を無視するんですよ。

信号をキッチリ守っている暴走族がいたら、「こいつらええ根性してるな」って思いますもん。信号を守る暴走族がいたら怖いでー。

(千原ジュニア西日の当たる教室で)

 

不良や暴走族が最も嫌いなものの一つ、それがルール。

ルールは破らねば!

 

「信号を守らない」というのが彼らのルール。このルールを破るには、安全運転、信号はキッチリ守る。

「未成年のうちからタバコを吸い、酒を飲む」というのが彼らのルール。ルールを破るには、二十歳を超えてからそれらを行う。または、一生タバコも吸わず酒も飲まない。

 

さらに言えば、不良っぽい格好をしない。暴走族のような格好をしない。改造車にも乗らない。コンビニの駐車場では騒がない。人家に面した所では前向きに駐車する。ゴミは拾う。プールサイドは走らない。ゲームは1日1時間まで。お年玉はお母さんに預ける。時間割は前日に済ませておく。

不良らしい、暴走族らしい事をしない。

信号を守る暴走族。なんて不良なんだ!

 

 

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https://www.police.pref.osaka.jp/03kotsu/bousouzoku/pdf/chirashi_01.pdf

 

 

▼一部拡大。こういうの見たら通報しましょう。

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桜色 恵風香る 紀三井寺

4月6日、和歌山県紀三井寺に行って参りました。

 

大阪(南部)から和歌山市内までのバイパスが開通したばかり。そのバイパスを利用しました。

 

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第二阪和国道レポート

 

平日ということで、たいした渋滞もなく紀三井寺に到着。

 

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Google マップ

紀三井寺は、紀の川の河口あたりに位置します。

画像の上部にあるのが関空。右下部には高野山の文字を見つけることができます。

 

 

  

紀三井寺境内を散策

 

 

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▲本堂

照明が設置されていましたので、夜はライトアップされるようです。

  

いただいたパンフレットによると、紀三井寺は「救世観音宗(ぐぜかんのんしゅう)」総本山らしいです。本尊は十一面観世音菩薩。

救世観音宗?ちょっと調べてみました。

 

和歌山県和歌山市にある紀三井寺の宗派。

元々は真言宗山階派に属したが、1948年に独立して救世観音宗を名乗っている。

救世観音宗とは - はてなキーワード

 

仏教と一口で言っても、ほんと色々な宗派がありますね。

 

 

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▲別アングルから

 

 

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和歌の浦片男波海水浴場が望めます

 

 

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▲このような看板を発見

日本最大の木造立像!?

どんなもんか見てみることに。

そういえば去年は、世界一の高さを誇る純金大観音ってのも見たなあ。 

その時の投稿がこれです▼

三重でふしぎ発見! 純金観音の高さは世界一ィィィッ! - 朱い夏

 

 

▼こちらが、紀三井寺の大観音

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▲総漆金箔張りとのこと

十一面で千手。ひとりでも多くの人を救いたいという気持ちが伝わってきます。

 

そして、有料(100円)ですが、建物の階上に登ることもできます。

 

 

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▲上から見た観音様

 

 

▼階上は展望台のようになっており、ここからの桜景色は綺麗でした。

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足あとならOK!?

 

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仏足石とは仏即お釈迦様の足型を刻んだ石のことです。

入滅後、仏像の出来るまでは、専ら仏足石が礼拝の対象でした。

(以下省略)

 

と刻まれています。

お釈迦様が亡くなった後、500年仏像は作られなかった。それは、お釈迦様が仏像を作ることを禁じていたから、という話を聞いたことがあります。

お釈迦様は、私の事を形として残すこともしないように、ということを言われていたそうな。

そこで、仏教を信じる人達は、お釈迦様の足あとなら許されるんじゃないかという解釈を行い、このように足あとを礼拝するという慣習が生まれたという話でした。お寺に大きなわらじが飾られていたりするのもこの名残りなんだとか。(真偽の程は定かではありませんので一つの説ということにしておきます)。

 

 

 

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▲頂いた朱印

西国三十三ヶ所巡りの第二番。

 

 

ちなみに、日付が変わって今日、4月8日は花まつり。お釈迦様の誕生日らしいですね。

もう一つちなみに、僕の誕生日、4月7日の誕生花は桜でした。

 

 

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 365日の誕生日花・花言葉 4月|日比谷花壇|フラワーギフト通販

 

 

以上、ありがとうございました。 

 

お題「お花見」

 

 

ストイック!? な人たち

ストイック

【stoic】(もともとは「ストア派の」という意味) 禁欲的な。

自分を厳しく律するさま。欲望に流されない人。ダイエットに必要な態度。

ストイックとは - はてなキーワード

 

たとえば、仕事にストイックな人というと、遅くまで残業したり、休日出勤をしたり、家に帰っても仕事のことばかり考えていたり、自分の時間を削ってでも仕事仕事という人を想像してしまいます。

 

でも、違ったんですねえ。

仕事にストイックな人とは、7時間・8時間寝て、休日は仕事のことを忘れてリフレッシュする。そして、仕事の時間は仕事にしっかりと専念する。と、いうことを知りました。

 

最近読んだ、千原ジュニアさんの「西日の当たる教室で」という本にこう書かれていたわけです。

格闘家の話があって、その中で、

 

あと、「本当のストイックってなんだろう」とも思いますね。ある若手選手の家にはテレビさえないストイックな生活をしている、一方で、五味選手は家でお笑いのDVDを観るのが好きや、と。

でもその若手選手の場合は、若さも手伝ってか、"ストイック憧れ"なんだと思うんですよ。突き詰めたところで考えると、絶対、家にテレビがあったほうがリラックスできるし、逆にそっちのほうがストイックやもんね。

 

格闘家が、家でお笑いのDVDを観て笑っている。そのほうが格闘家としてストイックなのではないだろうか、という話。

試合のために、リラックスする時間を作っている五味選手のほうが、格闘家にテレビなんか必要ないと言っているその若手選手よりもストイックであると。

 

そして、芸人についてのストイックさについても語られています。

 

芸人でいったって、7時間以上きちんと睡眠をとって舞台に上がるほうがストイックだと思うんですよ。

朝まで飲んでたにしろ、ずっとネタ合わせしてたにしろ、寝不足でボーっとした状態で仕事するよりは、十分に睡眠をとって頭の回転数を上げたほうがストイックやと思いますね。

 

芸人にとってのストイックさとは、朝まで飲んで”芸人らしさ"をウリにするのではなく、しっかりと睡眠をとって頭の回転数を上げ、目の前の観客を笑わせることに目的を置くことである。

たしかに、どちらがストイックかと言われれば、しっかり睡眠を取り頭をリフレッシュさせ、笑いを取るための準備をしているほうが、ストイックに違いないですね。

ストイックとは、「自分を厳しく律するさま。欲望に流されない人」。

そりゃあ、朝まで飲んだり、夜通しネタ合わせしているほうが楽しいでしょうし、芸人らしいと思われる。しかし、早寝早起きをして頭の回転をいい状態に保とうとする芸人のほうがストイックなのかもしれない。

 

 

 

有給休暇を取ろうとしない人、遅くまで残業する人、休日出勤をする人たちが、仕事熱心だね、ストイックだね、と称賛される事があってはならない。

と(強引ですが)結んでおきます。

 

 

 

 

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リゾート地でスーツ姿で仕事する男性|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ

吉田義男監督のこんなエピソード

プロ野球関連のラジオ放送を聞いていると、出演されていたプロ野球解説者の方がいろんな監督のエピソードを紹介されていました。

そこで、感銘を受けた話がありましたのでご紹介。

 

それは、元阪神吉田義男監督についてのエピソードでした。

まずは簡単に吉田義男さんについて。言わずと知れた1985年の阪神タイガースが日本一になった時に監督をされていた方です。

d.hatena.ne.jp

 

御多分にもれず、山あり谷ありの選手・監督時代を過ごされたわけですが、とある一面に焦点を当てた内容となります。

 

 

吉田義男監督のエピソード

 

さて、吉田義男さんはどんな監督だったか。

チャンスで併殺打(ダブルプレー)を打った選手に対する接し方がすごいらしい。

どうすごいかと言うと、大抵の場合、結果がすべての世界でもあるため監督が併殺打を打った選手に対して叱責したり、苦い顔をしたり、気性の荒い監督だとイスを蹴ったりして怒りをあらわにします。

しかし、吉田監督は、「おしかったな」「もうちょいやったのにな」と選手をかばうような発言をしていたそうです。(たまには怒ることもあったでしょうけど)

 

どういうことかというと、守る側からすればダブルプレーはいい打球でないとなかなかむずかしい。ボテボテのゴロだと一塁はセーフなんていうことはよくあります。

つまり、併殺打はするどい打球であることが多い。たまたま内野手の正面をついただけであって、野手の間を抜けるか、正面をついてしまうかは紙一重だという。阪神では伝説的な遊撃手であった吉田さんならではの解釈ともいえます。

もちろん、野手の正面に打たせるためのバッテリー間の配球の組み立てによる勝利という事もあるでしょう。しかし、それはこの話ではどうでもいいこと。本質はそこではない。

 

  1. 併殺打を打ってしまった時に、イスを蹴って怒りをあらわにする監督
  2. 併殺打を打ってしまった時に、「いい当たりやったな」「もうちょいやったな」と前向きにさせてくれる監督

 

どちらが、選手がのびのびとプレーできるでしょうか。次の回の守りに気持ちを切り替えてプレーできるでしょうか。実際、ラジオでその解説者は、阪神の選手がのびのびとプレーをしていたとおっしゃっていました。

 

だれも、併殺打を打ちたくて打っているわけではありません。併殺打を打って一番反省しているのは選手自身です。そんな時、「おしかったな」なんて監督が言ってくれたらどれほど救われるでしょう。次こそはって思えるのではないでしょうか。

怒りをあらわにする監督のもとでは、次失敗したらどうしよう。ピッチャーなら、フォアボール出したらどうしよう、ヒット打たれたらどうしようとミスをしないようにとばかり考えてしまいます。監督の顔色をうかがいながらのプレーでは本来の力を発揮できません。

 

プロの世界でそんな甘い考えは許されないのかもしれませんが、選手のパフォーマンスを最大に引き出すことが監督の務めだとしたら、吉田監督のやり方もいいなあと思ったわけです。

 

子育てや、会社での人材育成にも参考になるそんなエピソードでした。

 

ハンセン病問題を知る

厚生労働省が発行している『ハンセン病の向こう側』という小冊子を読んだ。

 

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ハンセン病。名前は聞いたことがあるけれど詳しくは知りませんでした。

 

ハンセン病とは - はてなキーワードから一部引用すると、

らい菌(Mycobacterium leprae)によって起こる慢性の細菌感染症。かつては「ライ病」と呼ばれていたが、古くからの偏見に結びついた呼称であるため、菌を発見したハンセン氏にちなんで「ハンセン病」と呼ばれるようになった。

体の末梢神経が麻痺したり、皮膚がただれたような状態になるのが特徴。特にその外見から、患者やその家族は差別の対象となり続けた。

 

患者は、警察によって強制的に連行され、療養所に収容された。しかし、そこではろくな治療は行われず、患者同士での看護・作業など病人扱いされなかった。また、結婚の条件として非合法な断種・堕胎なども行われた。

 

とある。

現在の日本では、「らい菌」に感染したとしても、ハンセン病になることはほとんど無いという。

 

 

ハンセン病の偏見・差別問題は現在も進行中

 

ハンセン病問題は、「らい予防法」による国の誤った隔離政策が廃止され、20年以上たった今も、ハンセン病に対する偏見や差別が残っていると多くの入所者や社会復帰者が感じている。まさに現在進行中の人権問題となっている。

 

この小冊子には、どのようなひどい差別が行われてきたのかが掲載されている。僕が衝撃を受けたいくつかの事例を紹介したいと思います。

 

 

患者を強制的に収容し、療養所から一生出られなくする

 

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明治後期から昭和前期にかけて、「ハンセン病絶滅政策」という政策が行われていた。

この政策によって、偏見や差別が一層助長された。

 

 

実名を名乗ることもままならない

 

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やっとのことで1996年に「らい予防法」が廃止された後も、偏見や差別は世間から消えることは無く、療養所を退所しても家族に迷惑がかかるという思いから本名や戸籍、故郷を捨てた人もいる。

また、療養所の外は安心できないと不安もあったということからも、差別の凄まじさを知ることが出来る。

 

 

たくさんの人が亡くなった、零下20度にもなる監禁所

 

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この小冊子で、療養所の実態を知ることも出来る。

長いですが、画像の文字は読みづらいかもしれませんので引用します。

 

国はハンセン病患者に対し、強制隔離しただけではありません。収容した療養所では、重傷者の看護、眼や手足の不自由な人の介護、そして食事運搬や土木・木工、さらには亡くなった寮友の火葬までも、入所者に強制的にやらせたのです。

また、療養所内での結婚の条件として子供が産めない手術を強制されたりしました。

さらに、こうした措置に不満をもらせば、次々と療養所内の監禁所に入れられました。栗生楽泉園には全国のハンセン病患者を対象とした「特別病室」という名の重監房があり、零下20度にもなる極寒の環境下で食事もろくに与えられず、たくさんの人が亡くなったのです。

 

 

療養所はなぜ交通が不便なところに設置されていたのか

 

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以上、厚生労働省が発行している小冊子より、僕が衝撃を受けた箇所をほんの一部ですがご覧頂きました。

人に伝染ることもなく、感染しても発症することはまれ。早期発見と適切な治療で、後遺症を残さずに治すことが出来る。

なのに、外見が「普通と違う」ということで、今でも偏見・差別は続いている。

ハンセン病に限らず、伝染病であったとしてもなかったとしても、外見が普通であっても普通でなくても、差別は当然良くないということを再認識させてくれます。

 

ハンセン病について知る事ができ、理解が深まったことはとても意味のあることになりました。

 

 

今回紹介させていただいた厚生労働省発行の小冊子ですが、WEB版を見つけることができましたのでこちらに貼っておきます。

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/01/dl/h0131-5i.pdf