年1800時間の労働モデル!

 

労働時間について、「連合1800時間モデル」というものを最近知りました。

時給や日給についての話ではなく、労働時間についての話となります。

 

f:id:PARM:20190319020627j:plain

「年間総実労働時間1800時間の実現に向けた時短方針」 より

 

1日7.5時間労働が240日で1800時間となります。

勤務日240日という根拠も上の説明に書かれています。有給休暇を1年で20日使うとすれば、実際の出勤日はさらに減って220日となります。〈年次有給休暇の完全取得〉を目指すとも書かれています。

365日-220日=145日(←年間休日休暇)

145日÷12=12.08日(←月平均休日休暇)

年間145日(月平均12日)休みましょう、って話。

休めてますか?しかも1日7.5時間労働で。

 

この時短方針は、2007年に作られたようです。もう10年以上経っていますけど……

2007年に作られた方針なのに、この方針を僕は最近知りました。ぜんぜん広まっていないようなのでもっと広まってほしい。

 

そして、「2009年度末までに下記の最低到達目標の達成に努力する」と、以下のように書かれています。

f:id:PARM:20190319020906j:plain

同じく「年間総実労働時間1800時間の実現に向けた時短方針」 より

 

「1800時間モデル」を達成するためのホップ・ステップ・ジャンプのホップにあたる最低限の目標だと思うのですが、こちらはどうでしょう。達成できていますでしょうか。

 

 

そして、日本で「1800時間モデル」で運営している企業もすでに存在します。

 

www.nikkei.com

味の素は13日、2020年度の目標として掲げていた、1日の所定労働時間7時間達成の目標を取り下げた。これまで年間の総実労働時間1750時間を目標に労働時間短縮を進めてきたが、18年度時点ですでに約1800時間まで短縮しており、効率的な働き方の浸透に「一定の効果があった」としている。今後は数字目標でのさらなる時間短縮を目指すのではなく、より会社の成長につながる業務を推進する形に移行する。

 

こうした取り組みを行っている企業の良い事例はどんどん広まっていってほしいです。