「リーダー」のやりがいとはッ!

会社絡みの2時間ぐらいのちょっとした研修会に出席をした。

大雑把に言うと「リーダーの役割」についての研修会。

 

おもしろい話ではないが(研修会自体はおもしろかったけど)、勉強にはなった。

基本的な事を学ぶ研修会だったので知っている話もあったが、初めて聞く話もあり社会人としての幅がやや広がった。

忘れないうちに復習がてら簡単にまとめてみたいと思う。

あなたが何かのリーダーでなければ、おもしろみは無いかも知れませんので悪しからず。

 

1)素晴らしい研修会の3条件とは?

 ①楽しむ→リラックス&スマイル

 ②参加する→本気で考え、語る

 ③仲間を作る→その後どう?の人間関係

一方通行ではなく、参加型の会議や研修、これほど楽しいものはない。

という方針のもと研修会はスタートした。

 

2)BEST主義ってなんだ?

ベストを尽くせ! そんな曖昧な根性論のことではない。

リーダーの役割とは、

 B→Bright(明るく)

 E→Enjoy(楽しく)

 S→Spirits(元気よく)

明るく楽しく元気よく、スタッフみんなが働ける環境を作ること。

リーダーというのものは、それを

 T→Thought(考える)

それがBEST主義である。

 

では、どうすれば、スタッフみんなが「明るく楽しく元気よく」働ける環境が作れるだろうか。

その方法が色々と提示されていきます。

 

 3)SWOT分析で「両面思考」を手に入れよ!

これは有名なので説明は割愛させて頂く。

いまいちよく分からないという方はこちらを参照してください。

SWOT分析 - Wikipedia

「リーダーの役割」を学ぶ上で、SWOT分析がどう役立つのか?

SWOT分析とは、業績が落ちてきた時に打開策を見つけるために行うためのものだけではない。

「両面思考」を恒常的に行えるようになるために活用するのだ。

強み・弱み・機会・脅威 のなかで、人間、特に日本人は弱みや脅威に目が行きがちで、すぐに欠点を指摘したり、人の欠点を突いて叱責したりする(それが上司の役目だと勘違いしている悲しい幹部もいる)。

それは、片面思考。一面的にしか事象を捉えていない。叱責された人間はたいてい、モチベーションを落としてしまう。

「リーダーの役割」はスタッフのモチベーションを高めてあげること。つまり、部下の欠点だけでなく、両面的に、良い所をほめてあげよう!というのが両面思考の考え方。

人間誰しも良いところもあれば、悪いところもある。悪いところだけに注目する片面思考はいかがなものか。

ほめられてやる気を無くす人はいない。

片面思考の上司と両面思考の上司。どちらの上司のもとで働きたいですか?

 

4)プロフェッショナルの3つの条件

まず、プロフェッショナルという言葉に物怖じしてしまう人がいる。自分なんてまだまだ。いち一般人でいいですよ。と。そういう場合は、プロフェッショナルではなく「キャリアアップ」と捉えると良い。キャリアアップするこを否定的に捉える人はいないはずだ。

では、その3つの条件とは?

 ①変化適応力

 ②顧客価値提供力

 ③ソーシャル力(コミュニケーション力)

この3つのスキルを磨いていかなければならない。

①は、環境の変化に適合した生物だけが生き残っていけるというダーウィンの進化論的考え方。

②は、プロかどうかはお客が決めること。それが見返りとなって売り上げにつながる。

③は、これが最大の強みとなる。今、企業が求めている人材は、学力や出身大学ではなく、社会参画力やコミュニケーション力と言われている。いくら出身大学の格が良くても役に立たない。それだけ、コミュニケーションを取れる人間が減ってきたということらしい。

 

5)PM理論ってなんだ?

まずは下の表を見ていただきたい。

 

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スラムダンクの監督からPM理論を考える!~安西監督はpm型!? より。

 

各マスに数字が打たれている。①が理想。

 P→Performance function:目標達成能力(ノルマ達成)

 M→Maintenance function:集団維持能力(良好な人間関係)

横軸は数字や業績の世界。業績だけ重視なのが②のマス。

縦軸は良好な人間関係。業績よりも人間関係を良好にすることを重視するのが③のマス。

たとえば、会議の場などでよく耳にするのがPの話。業績の話ばかりで、コミュニケーション力を高める研修はなかなか行われない。そのかわり、数値勉強会やメーカーさんの学術勉強会は頻繁に行われる。Pだけの方が数値化されているから楽。楽な方に逃げている上司は少なくない。そんな②の企業が多いのではないだろうか。

①の状態、すなわち、片一方だけではなく、スタッフの満足度と生産性の両方が高い状態を目指すことが必要である。

ついでにいうと、④の放任主義スタイルは目標が不明確なので、やる気も成果も低いままである。

 

 

まとめ

経済的報酬の維持・向上を望むなら何が求められるのか?

業績を今より良くしないと、待遇だけが良くなってもジリ貧となる。

では、業績を上げて行かねばならないわけだが、どうせなら、「明るく楽しく元気よく」働きたい。その結果、業績が良くなればそれがイチバン。

そのためには「従業員満足」が高い状態を維持したい。そのためのツールが、今回教わった以上のことである。2時間ばかしの研修だったのでこのような内容であったが、初めて聞く言葉もあり勉強になった。

 

これにて今日の復習は終了。

 

※ほんとは「リーダーシップ」って言葉キライ