「PDCAサイクル」という言葉を使うと自分を賢く思わせることが出来る!?
社員研修などで、よく耳にする「PDCAサイクル」。
僕はこの考え方がまあまあ好きだ。
そして、ここぞという時にこの言葉を使うことがあります。
その理由について、一つの考え方として、ご覧頂ければと思います。
PDCAサイクルとは
どうでしょう、なにやらめんどくさそうですよね。
(P)企画を立案して、
(D)それに添って行動し、
(C)データを分析・検証し評価、
(A)改善・手直しして、
また、Pからサイクルを回す。
だれもが知らず知らずこういう思考で業務の改善を図ろうとすると思います。
しかし、この言葉を意識して、真っ向から取り組もうと思うとしんどくなります。
さらに、上司から指示されて嫌々行うPDCAサイクルでの業績改善計画では、逐一報告もつきまとうことでしょう。誰だって本当に嫌になります。
「PDCAサイクル」という思考法が好きな理由
では、なぜ、僕がこの言葉が好きなのか…
それはものすごく単純で、
やってみてダメだったらまた別の方法でやり直せばいい
という気楽な気分にさせてくれるからです。
まずはやってみる。ダメだったらやり直す。
「やってみなはれ」の精神ってやつです。
難しく考えずやってみる!
これがPDCAサイクルの特長だと勝手に思っています。
「PDCAサイクル」という言葉を使うと自分を賢く思わせることが出来る!?
もう一つ言いたいPDCAサイクルの活用術は、上司から指示・強制される前にこちらから先手を打っておくやり方です。
僕の経験から言うと、業績を改善しないといけない状態に陥った時、改善策を聞かれたり、提示しないといけないことがあると思いますが、いきなり上司から、PDCAサイクルで改善せよ、報告も行うように。なんて言われることはまず無いと思います。
ならば、こちらから先手を打つわけです。
会議での会話の中や連絡・報告事項のなかに、この言葉を滑りこませておくわけです。
例えば、
『〇〇の改善策として、◯◯を行います。』
と、報告するだけではなく、
『〇〇の改善策として、◯◯を行います。
そして、PDCAサイクルを回しながらより良い方法を見つけて取り組んでいきます』
と、付け加えれば良い。
言ってることは、「今言った改善策は失敗するかも、その時はまた別の方法でやり直します」てことなんですけどね。
ただそれだけで、
「PDCAサイクルか、こいつしっかり考えてるな、論理的だな」
と上司に思わせることができます。煙に巻く事ができるわけだ。
もちろん、「やり手」の上司には通用せず墓穴を掘りかねないので、この上司ならイケる、と踏んだ場合に限ります。
しかし、多投すると効果は薄れますので、ここぞという時に使って下さい。
まとめ
- PDCAサイクルは難しく考えず、やってみてダメだったら、次は別のやり方を考えよう!というポジティブな手法だということ(次いってみよ~の精神で)。また、部下が提案してきた施策にも頭ごなしに否定せず、じゃあ、PDCAサイクルを取り入れて、まずはやってみよう、と言ってあげると参画意識が高まり部下のモチベーションアップにもつながります。
- 会議の場などで、業績改善施策等を発表する時は、改善策を提示した後に、「PDCAサイクルを回しながら、より良い施策にしていきたいと思います」とかテキトーに付け加えておけば賢く思われがちなので、ここぞという時に使ってみるといいですよ、ということです。
すべての人の参考にはならないかもしれませんが…
気楽に行きましょう!
とかくこの世は無責任
by 無責任一代男