コロナ禍を経験したあとの、働き方の新しいスタイルについて

 

コロナ禍で多くの人が苦しみ、生命を落とし、本当につらい状況が続いていますが、そのような中で、

「新しい生活様式

についての報道をよく目にするようになった。

 

www.ryutsuu.biz

 

コロナ前とコロナ禍を経験した後の世界では、ウイルス感染に対する人々の意識は変わった。コロナの感染拡大が収まったとしても、また新たなウイルスが現れるかもしれない。ワクチンが開発されてもコロナが変様して、いたちごっこになるかも知れない。それが未知のウイルスの怖いところ。つまり、ウイルス感染に対する恐怖はこの先も続いていくことになる。

 

日常生活を営む上での基本的生活様式に関しては、いわゆる「密」状態をなくそうといった話は報道でもよく目にするが、働き方についてどう変わるだろうかということが気になった。

専門家会議からは、このように提示されている。

 

働き方の新しいスタイルでは、「テレワークやローテーション勤務」「時差通勤でゆったりと」「オフィスはひろびろと」「会議はオンライン」「名刺交換はオンライン」「対面での打ち合わせは換気とマスク」といったことを提示した。

 

今後、2週間をめどに業種ごとの感染拡大予防ガイドラインを、関係団体が別途、作成する予定だ。

専門家会議/「新しい生活様式」と「業種別ガイドラインの留意点」提示 | 流通ニュースより

 

今後は、新しい働き方をアップデートしようと行動を起こす企業と、コロナが落ち着いてきたら、これでやっと今までのやり方に戻せるわい、と、せっかくの働き方改革のチャンスにもかかわらずアップデートを怠る企業が出てくる。

 

ニュースを見て衝撃だったのが、登校が始まった地域の小学校での一コマ。

朝、教室で先生が児童に向かって「おはようございます」と挨拶をする。今までなら、児童も先生やみんなに向かって挨拶を返す。しかし、児童は会釈だけ。なるべく飛沫を飛ばさないようにしているらしい。こちらの小学校では新しい生活様式に合わせる取り組みが行われてるようだ。

企業はどうだろうか。これからも、狭い会議室にギュウギュウに集められた従業員が社訓や社是のようなものを大合唱させられる様子は見られるのだろうか。

 

業種ごとに働き方の新しいスタイルが作成されるようだが、その内容と実践に期待したい。

たとえば、いま、様々な企業で会議がなくなっていると思う。オンラインの会議や、会議自体がなくなっている企業。コロナ禍を経験し働き方が変わり、あれをやめ、これをやめてみたが、誰も困っていないし最初から必要なかったのではなかろうかという仕事が次々と可視化されてきている。

僕の勤め先でも現在、月1~2回あった会議そのものが無くなっている。しかし現場の人間たちは誰も困っていない。これが発見できたことは企業としてプラスのはずである。他にも無駄に大声での挨拶や、お客に擦り寄りノルマ品を売りつけるために接客をするといった、今はできないが、でもやらなくても問題ないものが判明しつつある。

しかし、コロナ禍が落ち着いたあとどうなるのか考えるのが怖い。コロナ前の習慣が今までできなかった分を取り戻せと言わんばかりにパワーアップしそうな予感。

そうでないことを祈る。